ＤｅＮＡのドラフト１位・山崎康晃投手（２２）＝亜大＝が２４日、初任給でロードバイクを購入する考えを明かした。「せっかくだから、いいやつを買いたいですね。海沿いは走ったことがない。行ってみたいです」とツーリングする姿を思い描いた。

　ロードバイクとの最初の出合いは高校時代。知人から譲り受け、「どこにでも行ける感覚でした」と、その魅力にとりつかれた。高３夏の大会後は荒川区の自宅から板橋区の帝京高まで３０分、自転車通学。「景色を見ながら走ると無心になれる。トレーニングにもなりますし」と言う。

　この日は横須賀市のベイスターズ総合練習場で、新人合同自主トレ９回目のブルペン入り。フル回転でペダルを踏むような異例の投げ込み量にも「大学時代はもっと投げていた。問題ないです」。仕上がりは順調だ。

　青星寮から鎌倉まで１１キロ、江の島まで１９キロ、横須賀・観音崎まで１２キロ。起伏の激しい箇所もあり、鍛錬にもなる。「メーカーはトレックかアンカー。ベイスターズカラーにしようと思っています」。ブルーの愛車で、潮風を受けて走る。