早大・有原は登板せずブルペンで20球
「東京六大学野球、明大8‐3早大」(27日、神宮)
1回戦2試合が行われた。早大は明大に敗れ、今季初黒星。今秋ドラフト1位候補右腕の有原航平投手(4年・広陵)が今季初めてベンチ入りしたが、登板はなかった。
右肘違和感から戦列復帰した有原は、回復ぶりを披露する機会はなかった。1点差に追い上げた六回、ブルペンで捕手を立たせて約20球を投じたが、直後に味方が3失点。「終盤で競ったりリードしたら行く、と言われていた。後輩が投げて、いい結果じゃなかったので、責任を感じている」と肩を落とした。
シート打撃にもすでに登板しており、違和感は「もうない」と回復を強調。28日の起用について、岡村猛監督(59)は「まだ最近投げたばかり。展開次第でしょうね」と慎重な姿勢を示した。
視察した9球団のスカウト陣もチェックはお預け。7人で訪れた阪神の佐野統括スカウトは「投げるまで来ますよ」と残念そうに話していた。