憲伸戦力外“引退登板”用意も固辞

 中日・川上憲伸投手(38)が2日までに球団から戦力外通告された。今季は右肩痛で出遅れ、わずか5試合の登板に終わり1勝1敗。年齢的にも大きな上積みはないと判断した球団は、来季の契約を結ばない方針を伝えた。川上は現役続行を決意しており、竜に別れを告げ移籍の道を模索する。

 球団は9月下旬に川上と会談を持ち、来季は契約を結ばないことを通告。来季からコーチ就任と、今季最終戦となる10月5日、ナゴヤドームでの“引退登板”を用意したが、川上はこれを固辞。現役続行を希望した。この日、ナゴヤ球場で2軍の練習に参加した川上は「(球団と)会ったのは事実ですが、ボクの口からは、何も言えません」と、話すにとどめた。

 阪神のほか先発陣が手薄なヤクルト、DeNA、楽天など複数球団が獲得に乗り出す可能性は高い。

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