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【ホープフルS】ロブチェン 鮮やか強襲劇でクラシック主役へ名乗り 松山「最後は“かわしてくれ”という気持ちだった」

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 「ホープフルS・G1」(27日、中山)

 人気馬総崩れの波乱決着だ。2歳中距離王決定戦は、7番人気ロブチェンが無傷の2連勝でG1初制覇を達成。ワールドプレミア産駒として初重賞、そして初のG1タイトルとなった。2着に4番人気フォルテアンジェロ、3着は9番人気アスクエジンバラが入線し、3連単は36万8180円の高配当。1番人気で7着に敗れたアンドゥーリルをはじめ有力各馬は直線で伸びを欠き、明暗がはっきりと分かれる一戦となった。

 この世代に新たなスターが名乗りを上げた。ロブチェンが鮮やかな差し切りを決め、キャリア2戦目にしてG1タイトルを奪取。2歳中距離王の座を射止めた。ガッツポーズを繰り出した松山は「昨年は杉山(晴)厩舎の馬(ジョバンニ)で2着だったので、こうして勝てて、こみ上げるものがありました」。1年前の雪辱を果たし、喜びがはじけた。

 逃げ切った初戦から一転、この日は6、7番手のインでじっくり脚を温存。「イメージはもう1列前でしたが、1角で狭くなったので無理せずリズムを優先しました」。その判断が勝利を呼び込む。直線で外へ進路を取ると、満を持してスパート。「最後は“かわしてくれ”という気持ちでした」と振り返る強襲劇でライバルをねじ伏せた。

 杉山晴師も「今年はG1で2着が4回。歯がゆい思いをしていたので、勝てて良かった」と胸をなで下ろす。阪神C(ルガル)に続く重賞連勝もあり、最終日を待たずして25年の調教師リーディングが確定。「開業からやることは変わらず、当たり前のことを当たり前に。その“当たり前”のクオリティーが、知らず知らずのうちに上がってきているのだと思います。ひとえに素質ある馬を預けてくださるオーナーのおかげです」と感謝の言葉を並べた。

 1戦1勝馬によるG1勝利は、グレード制導入後わずか3頭目の快挙。鞍上は「現時点で大きな課題はありません」と評価しつつ、「まだ緩さもあるし、しっかりしてくれば、さらに強い走りができると思います」と将来性を強調する。トレーナーも「普段は無駄な動きをせず、やる時はしっかりやる。競走馬の鏡のような馬」と目を細めた。

 次戦は未定だが、杉山晴師は「当然、皐月賞(4月19日・中山)。そしてその先につながってくる。その前にどうするかをしっかり考えたい」とキッパリ。2歳中距離王者の称号とともに、視線は既にクラシックに向けられている。

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