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【菊花賞展望】神戸新聞杯を制した素質馬エリキング、ダービー3着馬ショウヘイが最後の1冠を目指す

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 「菊花賞・G1」(26日、京都)

 ダービー馬クロワデュノールは凱旋門賞に参戦し、同2着馬のマスカレードボール、皐月賞馬ミュージアムマイルが天皇賞・秋に出走と、春のクラシックをにぎわせた中心馬が不在。混戦ムードが漂うなか、最後の1冠を勝ち取ろうと多彩なメンバーが集結した。

 神戸新聞杯を圧巻の走りで制したのがエリキングだ。デビューから無傷の3連勝で京都2歳S制覇したが、その後に骨折が判明。その影響もあり、皐月賞11着、ダービー5着という結果に春は終わった。ひと夏越えて迎えた秋の始動戦。後方からじっくり脚をため、ラスト3F32秒3の豪脚を披露した。「先を見据え、若干は余裕残しのつくりで挑んだ前走。展開が向いたとは言えないなかで前哨戦としては十分の走り」と福永助手。万全の態勢で挑む大舞台で真価を発揮する。

 神戸新聞杯で2着だったダービー3着のショウヘイは逆転戴冠を狙う。好位から行きたがる面を見せながらも、最後の直線でいったんは抜け出す場面も。「完璧なレースでしたが勝ち馬が強かったです。本番はもう少し流れてレースはしやすくなると思う」と友道師。1週前に感触を確かめた岩田望も「折り合えれば三千でも面白いんじゃないかな」と自信の表情を浮かべた。

 日本海Sを制し、菊の舞台に挑むのがゲルチュタールだ。一昨年はドゥレッツァが優勝、昨年はヘデントールが2着と、日本海Sの勝ち馬が2年連続で結果を出している『黄金路線』。杉山晴師は三千の距離について「他が苦にするならこの馬にとってはプラス」と期待感が増している。

 年長馬相手の新潟記念で2着に好走したエネルジコ、武豊と新コンビを組むマイユニバースも侮れない存在だ。

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