2025.06.28

【ＰＯＧ】ソングラインの異父弟ガードオブオナーは７・１３福島デビュー（美浦発）

　競馬新聞「馬サブロー」が誇るＰＯＧマスター、木村拓人（美浦）と塩手智彦（栗東）がお送りするＰＯＧ情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

　今週から福島、小倉開催がスタートし、夏競馬本番という感じがしますね。今週は福島へ行ってきます。天気予報を見る限りでは非常に暑そうなので、倒れないように気をつけて取材をしてきたいと思います。

　２１日の東京芝１８００ｍの新馬戦ではモノポリオ（牡、森一）が評判通りの強さを見せてくれましたね。胴が詰まった体形ですが、ゴムまりのようなフットワークで直線の伸び脚は見事でした。次走が非常に楽しみです。もう１頭の注目馬チャリングクロス（牡、奥村武）は９着に敗れました。道中から反応がいまひとつでしたが、まだ一度負けただけですからね。今後の成長に期待していきましょう。

　２１日の東京ダート１４００ｍの新馬戦はペルセア（牝、武井）が逃げ切り勝ち。アルカディアカフェ（牡、堀）に詰め寄られましたが、そこから突き放して根性を見せてくれましたね。初年度の活躍を見て種付けされた世代のドレフォン産駒ですので、活躍馬が多く出てきそうな予感がしています。

　２２日の東京芝１６００ｍの新馬戦を勝ったのはサノノグレーター（牡、尾形）。話題になっていた大口投票をされていた馬で、単勝は２３・３倍。１００万円ほど買っていたと思われ、おそらく払い戻しは２０００万円超･･･素晴らしいですね。この世代から数が伸びているグレーターロンドン産駒で先々が楽しみですね。

　２２日の東京芝１４００ｍの新馬戦を勝ったのはランドスター（牡、柄崎）。パドックから見栄えのする好馬体で、スピードの違いを見せつけましたね。「外枠でしたが、スピードが上でしたね。将来的には短いところになりそうですが、走る馬です」と丸田。短距離路線での活躍に期待したいです。

　２２日の函館芝１２００ｍの新馬戦はクラディスティーナ（牡、清水英）がＶ。パドトロワ産駒だけに短距離での活躍となるのでしょうか。次走は函館２歳Ｓ（７月２０日・函館、芝１２００ｍ）を予定。

　欧州の中長距離路線で強さを誇ったガイヤースを父に持つザーフィル（牡、林、母オリエンタルステップ）が美浦に帰厩。７月１９日の福島芝１８００ｍでのデビューを予定しています。

　ソングラインの異父弟ガードオブオナー（牡、林、父サトノダイヤモンド、母ルミナスパレード）は７月１３日の福島芝１８００ｍを戸崎圭で予定。スタミナ色の強い父に変わり、牡馬に出ているのは良さそうですよね。どんな走りを見せてくれるか楽しみです。（馬サブロー美浦支局・木村）