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小学5年生で美浦移住を直談判 夢かなえ北海道で飛躍したルーキー・長浜鴻緒の素顔

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 夏に大きく飛躍したルーキーがいる。長浜鴻緒騎手(18)=美浦・根本=は北海道で10勝(函館5勝、札幌5勝)を挙げて、JRA通算勝利数を15に伸ばした。本格的なシーズン到来となる秋競馬開幕を前に、関東期待の若手騎手の素顔に迫った。

 青森県出身の長浜は、競馬ファンの父の影響でジョッキーを志すようになったという。転機は小学5年生の時。「母が美浦の乗馬苑に少年団があるのを調べてくれて。そこに行きたいとなって。両親にはやる気次第だと言われたので『お願いします!』と説得して」と美浦移住を直談判。一家での移住を果たすと、21年に競馬学校に入学。幼少期からの夢をかなえ、この春ジョッキーになった。

 デビュー2週目の3月9日に初勝利。4月には4勝した週もあったが、5月は勝ち星を挙げることができなかった。「やっぱり東京で乗って、先輩ジョッキーはみんなうまいですし、思うように乗れなかったり、迷惑を掛けてしまうことが多くて。競馬は厳しいなと感じた」と課題も見つかった。デビュー当時は自信を持って乗ることができていたというが「今はちょっと…直線とか道中とか、フラフラしちゃったりとか、考えなくちゃいけないことも多い」とポツリ。真面目な性格が垣間見えた。

 そんな時に、石川裕紀人騎手から「折り合いがあまりうまくできていないから、そこをしっかりやった方がいい」とアドバイスをもらい、即実行に移した。「結構明るくしゃべってくださいます」という所属厩舎の先輩・藤田菜七子騎手からは、「細かく『この馬こういうところがあるから、こうした方がいいかもね!』とか言ってくれます」と“姉御肌”な先輩に助けられていると明かした。

 先輩たちからの丁寧な指導を真っすぐ受け止め、挑んだ今夏の北海道。落馬負傷による乗り代わりはあったものの、滞在で10勝し、勝ち星を順調に積み上げた。憧れは同郷の大先輩・柴田善臣騎手。人柄にもひかれたといい「馬のことについても日頃からずっと考えているんだなというのが伝わってきて…デビュー前よりも、善臣さんすごい人だなって感じました!」と声を弾ませた。

 馬から降りると普通の18歳。免許が取れたら「いつかはベンツに乗りたいけど、最初はマツダのCX-60。あれかっこいいなぁ」とウキウキ。好きな芸能人を問うと、女優・高畑充希と浜辺美波の名を挙げ、「演技している時の表情とかすごくいい。普段からかわいらしさがあるなって。いつか会ってみたいですね~」と目を輝かせていた。

 今回の取材記事をいつ出そうかと話していたら「北海道でたくさん勝つんで、良い感じの時に出してください!」とのこと。お約束通り、出させていただきました。(デイリースポーツ・野里美央)

 ◆長浜鴻緒(ながはま・こお)2005年11月12日、青森県出身。21年4月、競馬学校騎手課程に入学。24年3月に美浦・根本厩舎所属騎手としてデビューし、同月9日の中山2R(グリントリッター)で初勝利。9月1日の札幌5Rでは12番人気のイーブンナウを勝利に導くなどルーキーイヤーから活躍中。JRA通算273戦15勝(2日現在)。身長158.5センチ。

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