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【日経新春杯】サトノグランツ 再びG1戦線に 栗東DPで軽やかに伸びた 友道師「まだ緩さある」も

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 「日経新春杯・G2」(14日、京都)

 4年ぶりに舞台が淀2400メートルに戻る新春のハンデG2。重賞V3に向かうサトノグランツは栗東DPで最終リハ。ラスト1F11秒3と軽やかな伸びを見せ、菊花賞10着からの巻き返しを感じさせた。また、昨年のダービー3着馬ハーツコンチェルトも重賞初制覇に向けて美浦Wで最終仕上げを行った。

 重賞初制覇を決めた淀で三つ目のタイトルを狙う。栗東DPで最終追いを行ったサトノグランツは、先行するカルデア(3歳新馬)を3馬身半差で追走する形から6F82秒2-37秒5-11秒3をマーク。ラストは持ったままで軽やかに伸びて併入した。

 友道師は軽快なアクションに納得の表情だ。「4日に(CWで)しっかりと追ってあるのでポリトラックに。何とか間に合った感じですが、追うごとに動きは良くなってきましたし、休み明けでも動けています」と説明した。

 昨年は京都新聞杯で重賞初制覇を果たし、神戸新聞杯も快勝。菊花賞へと駒を進めたが、3番人気に支持されながら10着惨敗に終わった。「緩急の差に対応できなかった」と指揮官は振り返る。未完成の馬体を少しでも成長させるべく、その後は休養に充ててこの一戦に備えた。「まだ緩さはあります」と現状を明かすが、スケールの大きさは疑いようがない。

 これまで芝2400メートルは3戦2勝。「エンジンの掛かりが遅い馬なので坂の下りを利用できるこの条件は合っています。チャンスはある」と友道師。飛躍が期待される明け4歳。この春、再びG1戦線に向かうためにもポテンシャルの高さを見せつけ、反転攻勢といきたい。

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