最長3試合?短っ! 

 【11月27日】

 品川駅でデイリースポーツの日本ハム担当とバッタリでくわした。

 「お久しぶりです、風さん、どちらへいらっしゃるんですか?」

 あのなぁ。まさか、今から品プリの映画館へは行かんぞ。

 「NPBアワーズですか?」

 はい、行かせていただきます。

 なんてアホな会話をしながら、グランドプリンスホテル新高輪まで歩いた。前虎番のその記者が僕に「どこへ?何しに?」と問う理由も実は分からなくはない。この夜、NPBアワーズで表彰されたセ・リーグのベストナインに虎戦士は誰もいなかったのだから。ファーム日本選手権を制した2軍からは指揮官の矢野燿大をはじめ、何人かタイトルの表彰をされたわけだが、残念ながら1軍は…。

 記録部に確認してみると「この20年間、セ・リーグで阪神の選手だけがベストナインに選出されなかったのは09年と今季です」という。そういえば、そうか。阪神はこれで3年連続ベストナイン選出ゼロだけど、今年はセの各ポジションに阪神を除く5球団の選手がしっかり選ばれている。チームの過渡期とはいえ、寂しい限りだ。

 「明日は秋田県へ行ってきます。県民栄誉賞を受賞する金農ナイン、吉田輝星の取材なんです」

 ハム担当は何だか嬉しそう。毎年これだけ甲子園のヒーローが入団するんだもんなぁ。スター候補のネタに事欠かないのは、他球団の番記者からすれば羨ましい。

 というか、そろそろ本題へ。なぜ、虎ありきの当方が今回NPBアワーズへ来たかといえば、ほかでもない。FA渦中、丸佳浩の取材である。なぜ、丸を追うのか。そりゃ、彼の去就が阪神にとって他人事じゃないからですよ。

 僕がカープの番記者に「『丸は残留する』と書きたい」というと同じく丸を追って来たロッテ担当の先輩記者が敏感に反応した。

 「え?丸は残留なのか?」

 いえ、希望的観測であり、また滅多にはたらかない直感でして。

 「彼のきょうのご挨拶を聞いていたら、どうなんでしょう。ジャイアンツさんなんでしょうか…」

 表彰式終了後、阪神球団本部長の谷本修は丸のコメントを読み解くように、語った。2年連続MVPに輝いた丸は、確かに壇上の挨拶で「カープ4連覇への決意」を語ることはなかった。今、そこに触れられるはずもないが、我々は発言で胸中を察するしかない。丸はその後も去就について何ひとつ話すことなく会場を後にした。

 「輝星クンは先日の入団会見で自身の性格について聞かれ『短気です』と答えていました。阪神の入団会見ではなかなか言えないですよね…」。ハム担当がちょいちょい輝星情報をはさんでくれた。

 短気は損じゃないか?プロ野球において「短い」が称えられるのはスランプの期間くらいだ。なんて上から語りながら思い出した。

 「今シーズン、丸のスランプは最長で3試合でした」。日本シリーズの合間、カープの首脳陣は一様にそう語っていた。低調は長くとも10打席強…という厄介者。丸に千葉のチームをお薦めするか。=敬称略=

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