「阪神８－３ＤｅＮＡ」（１日、甲子園球場）
　プロ野球史上１６人目となる通算７００試合登板を達成した阪神・藤川球児投手。花束を受け取ると、スタンドから「球児コール」が沸き起こり、祝福に出迎えるナインと熱いハイタッチを交わした。

　長きにわたって虎のブルペンを支えてきた証し。「何とも思わないけど、飽き性な性格なのでなぜ野球だけできているのかわからない」と笑みを浮かべた。

　阪神の藤川球児投手（３８）が１０日、残り２７試合の重要性を説いた。テーマはこれまで同様に『力んで戦う』こと。「今更じたばたすることはない」。毎試合声援を送り続けてくれる虎党のためにも、変わらぬ気持ちで目の前の試合に臨んでいく。

　「僕たちは自分たちの仕事というか。持ち場で普通にすることが一番大事」

　それでも満足できていないところもあるという。「個人的なところ」と前置きした上で、触れたのは防御率。現在２・１８。「（１点台は）目指すというか、最低限のつもりだったので。もうちょっと頑張らないとね」と高みを見据えた。

　阪神の藤川球児投手（３８）が２４日、右肘痛を訴え、出場選手登録を抹消された。病院には行かず回復状況を見る方向で、時期は未定だが金本監督は「痛いけど仕方がないね。最後は間に合うんじゃないかな。間に合えばな」と、シーズン最終盤での復帰を示唆した。

　藤川は球団を通じて「シーズン終盤の大事な時期に離脱してしまい、最後まで投げきることができず、チームやファンの皆さんに申し訳ないです」とコメントした。