球児ゲキ 残り27試合一丸で戦う!自身の防御率2・18には不満も

 CS進出に向け、チームの結束を呼びかけた藤川
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 阪神の藤川球児投手(38)が10日、残り27試合の重要性を説いた。テーマはこれまで同様に『力んで戦う』こと。「今更じたばたすることはない」。毎試合声援を送り続けてくれる虎党のためにも、変わらぬ気持ちで目の前の試合に臨んでいく。

 最後までブルペンを支えていく心構えだ。9月終盤から20連戦になる可能性があり、投手一丸となって乗り越えていかなければならない。「僕たちは自分たちの仕事というか。持ち場で普通にすることが一番大事」。気負うことはない。これまで通り、自らの仕事を果たしていくことが大事だと話した。

 勝利の方程式を支える一人として、今季は厳しい場面での登板を託されてきた。阪神復帰後の2016年は先発を経て43試合に登板。中継ぎに専念した昨年が52試合。今年はすでに44試合に登板しており、143試合に換算すれば54試合ペース。復帰後2年間の成績を上回る数字を残している。

 それでも満足できていないところもあるという。「個人的なところ」と前置きした上で、触れたのは防御率。現在2・18。「(1点台は)目指すというか、最低限のつもりだったので。もうちょっと頑張らないとね」と高みを見据えた。

 飽くなき向上心が肉体を支える。7月に38歳を迎えた。考えるのは常にチーム全体のこと。逆転CSへ。これまで通り、勝利への執念を見せていく。

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