阪神・西田直斗が戦力外に…ドラ3→育成契約→支配下復帰、全力で駆け抜けた7年間
阪神・西田直斗が戦力外に。2011年にドラフト3位で入団、その後育成契約となりながら7カ月後に支配下復帰した苦労人でした。目立った成績は残せませんでしたが、全力で駆け抜けたタテジマ生活を振り返ります。
公開日:2018.10.29
阪神の西田直斗内野手が19日、正式に支配下登録選手となった。
西田が支配下登録 先輩・原口目指し「まずは試合で結果を」
休日であるこの日もいつものように鳴尾浜に現れ、練習を開始。「支配下になったからじゃなく、いつもやってきた。休み明けの火曜に体が重く感じないように、汗を流そうと思った」。
持ち味である打撃で結果を残し、一日でも早く1軍昇格を狙う。「支配下になって、すぐに1軍に行けるチャンスもあると思う。まずは試合で結果を残していきたい」。プロ6年目。“どん底”を知った24歳は、たくましく成長している。
西田が支配下登録 先輩・原口目指し「まずは試合で結果を」
しかし1軍から声が掛かることなく、ついに…。
阪神の今成亮太内野手(31)、西田直斗内野手(25)が7日、戦力外通告を受けた。両選手とも、今季の1軍出場はなし。6日に行われたファーム選手権が、阪神選手としての最後の試合となった。
今成&西田、戦力外 今成は現役続行希望、西田は引退も
7年間タテジマのユニホームに袖を通した西田は、改めて球団に対する感謝の思いを吐露。「最後に日本一になれてうれしかった」と話した。
今成&西田、戦力外 今成は現役続行希望、西田は引退も
西田は「これから考えたい」とし、現役引退の可能性も示唆した。
今成&西田、戦力外 今成は現役続行希望、西田は引退も
終わってみればプロ7年間での1軍出場は、2三振を喫した1試合のみ。
ドラフト3位で人気球団入りするも育成契約に。支配下登録にスピード復帰、そして戦力外通告。選手としては大きな結果を残すことはできませんでしたが、どん底から再びはい上がった精神力には頭が下がります。
さらば西田直斗。全力でタテジマ生活を駆け抜けた虎戦士に花束を。