西田が支配下登録 先輩・原口目指し「まずは試合で結果を」

 阪神の西田直斗内野手が19日、正式に支配下登録選手となった。

 休日であるこの日もいつものように鳴尾浜に現れ、練習を開始。「支配下になったからじゃなく、いつもやってきた。休み明けの火曜に体が重く感じないように、汗を流そうと思った」。トレーニングルームにこもり、体のメンテナンスを行い、その後、打撃練習を行うなど精力的に体を動かした。

 背番号は「93」。昨オフに育成契約となり、それでも心は折れなかった。オープン戦で1軍に昇格した時も金本監督から「育成だからって、遠慮するな。思い切ってやれよ」と直接声を掛けられた。また、ある先輩の存在も西田にとっては大きかった。

 昨季、西田と同様に原口も育成選手から再契約を勝ち取った。そして“シンデレラストーリー”と言われるほど活躍し、インパクトを残して世間の話題をさらった。西田は「オフに原口さんと話をさせてもらって、『やっぱりバッティングだろ』と言われましたし、入団した1年目から努力する姿とか、体のケアとか。私生活も常に野球につながるようにされていた。原口さんのようになりたい」と意気込んだ。

 現在セ・リーグ2位で広島を追走するチームにとってもいい起爆剤となるかもしれない。フリー打撃では引っ張り込んで、飛距離も出る。現状、「左の代打」と言われるのは伊藤隼しかいない。持ち味である打撃で結果を残し、一日でも早く1軍昇格を狙う。「支配下になって、すぐに1軍に行けるチャンスもあると思う。まずは試合で結果を残していきたい」。プロ6年目。“どん底”を知った24歳は、たくましく成長している。

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