阪神・粟井社長“徹底補強”3連覇へ佐藤輝の穴埋める オリックス・中川らFA、助っ人の獲得「徹底的にいきます」

 藤川監督(右)と話しながら歩く粟井球団社長(撮影・田中太一)
選手の動きを見る粟井球団社長(撮影・西田忠信)
選手の動きを見る粟井球団社長(奥中央)=撮影・西田忠信
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 「阪神秋季キャンプ」(7日、安芸)

 阪神の粟井一夫球団社長(62)は7日、来季のリーグ3連覇に向けて“徹底補強”に乗り出す姿勢を示した。フリーエージェント(FA)権を取得した選手ではオリックス・中川、ロッテ・小島に加え、中日・上林の獲得を目指す。上林は6日に権利行使の意思を中日に伝えており、阪神は交渉解禁となる11日に即アタックを図る見込みとなった。新外国人も投手、野手ともに調査中。選手層に厚みを持たせるべく、妥協なく戦力を整えていく。

 チーム全体の底上げを図るべく、綿密なプランでピースを埋めていく。注目が集まる今オフのFA戦線。リーグ3連覇という難題に挑む阪神が、アグレッシブに動く。秋季キャンプ第2クール2日目。高知県安芸市で取材に応じた粟井社長は「今年は佐藤君が抜けるであろうから、ある程度(戦力を)埋められた状態でスタートしていないと勝てない。徹底的にいきますよ」と積極的な姿勢を鮮明にした。

 今季、リーグ三冠王に輝いた不動の4番・佐藤輝がポスティングシステムでのメジャー移籍を表明。すでに交渉期間に入っており、来季は大黒柱不在の中で新たなシーズンに臨むことになる。

 “大きな穴”を埋めるべく、次世代のレギュラー候補は南国・安芸で鍛錬を積んでいる。その一方、他球団で補強ポイントに合致する選手の動向もチェックしてきた。

 6日には中日・上林がFA権を行使する意思を固めたことが分かった。粟井社長は「ちゃんと調査していますので、手を挙げられたら、というのはあります」と交渉解禁となる11日にも即アタックに踏み切る方針を示した。

 球団は並行してオリックス・中川とロッテ・小島の獲得も目指している。一塁と外野を守れる上、勝負強い打撃が武器の中川には最大4年総額10億円規模の大型契約を用意。また、ゲームメークに秀でた左腕・小島に対しても4年契約で総額10億円超の提示になるとみられている。

 投打の軸を担える実力者をターゲットにしながら、海の向こうにも鋭い視線を送る。新外国人選手に関しても継続して精査。特に打者に関しては守れるポジションを限定せず、左右に関係なく幅広くマークを続ける。現時点では野手助っ人が2人になる可能性も浮上している。

 5日には新外国人投手として、米大リーグ・マーリンズから自由契約になったブラッドリー・ブラロック投手(25)の獲得調査を進めていることも判明した。阪神がFA戦線に参戦するのは、2018年の西勇輝以来。3人同時の獲得となれば球団初となる。リーグ3連覇、その先にある常勝軍団の形成に向けて最善の手を打っていく。

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