阪神・藤川監督 29年まで延長 来季1年残し新たに3年契約「魅力のあるチーム作る」球団創設100周年に向け長期政権託す
阪神は26日、藤川球児監督(46)と新たに2027年から3年契約を結んだと発表した。就任当初は25年からの3年契約だったが、29年まで指揮を執ることになった。球団はセ・リーグでも来季からDH制が採用される点を踏まえ、戦術面を含めた再構築が必要と判断。指揮官は球団創設100周年に向けても言及し、魅力あるチーム作りに尽力すると誓った。
厚く大きな信頼を寄せられ、光り輝く猛虎の未来を託された。藤川監督は来季1年の契約を残した段階で、3年契約の要請を受諾。「受ける準備があるかどうかですから、その準備はありましたので、やらせていただきますというところですね」。岡田彰布前監督が04~08年まで率いた年数に並ぶ、計5年の長期政権でチームを束ねていく。
今季は2リーグ制以降では球団史上初となる、連覇を達成した。新たな3年に向け「チームは常に新しいところをいきながら、プロであるレベルを引き上げながらいくという部分では、野球は常に新しくなる。いろんなところで創造していく、作り上げていくというところですね」と組織のアップデートを掲げた。
球団が契約延長を決めた背景には手腕に加えて、二つの理由がある。まずは来季からのDH制。会見に臨んだ粟井球団社長はセ・リーグの野球が変わると推察し「チームを作り直す必要がある。特に戦術面ですね。3年くらいのタームは最低必要」と説明した。
もう一点は現場、フロントが一体になって勝利を目指す構図の実現だ。同社長は「藤川監督には“組織として勝っていこう”と言っていただいている。これは長く、強くあるための条件。全部の組織力で勝っていく、強いチームであり続けないといけない。それを一緒にやってくれる監督だと私は評価しています」と共鳴。長期のスパンでチーム作りを託しながら、伴走していく。
来季は球団創設92年目になり、節目の100周年に近づいている。指揮官は「(チームを)育んでいく、ということですね。100周年に向けてチーム作りをしている、その中で私の役割が今である」と受け止めた。
来季目指すのは、リーグ3連覇と今季達成できなかった日本一奪還だ。「魅力のあるチームを作りながら、ファンの方に応援されるチームを作り、常に勝負ができるチームを作る」と決意を新たにした藤川監督。新たな黄金時代の構築を目指して、伝統球団を背負う。
