阪神・ドラ2馬場はマウンドで豹変「普段は好青年でも目つきが怖いくらい」 ニッポンの社長の弟、日体大・辻コーチが証言
お笑いコンビ「ニッポンの社長」辻クラシック(39)の弟で、現役時代は中日でプレーした日体大の辻孟彦コーチ(37)が25日、阪神からドラフト2位指名を受けた馬場拓海投手(21)=日体大=のメンタル面に太鼓判を押した。普段は優しい性格だが、マウンドに上がると一変するという。先発予定だった筑波大とのリーグ優勝決定戦は雨天中止。指名後初登板はお預けとなったが、虎の未来を担う剛腕への期待は膨らむばかりだ。
甘いマスクからは想像できない、闘志がみなぎる瞬間がある。辻コーチは言う。「普段は好青年。でもマウンドに上がったときは目つきが変わって、怖いくらいになる。切り替えができるから、注目される投手になった」。馬場の気迫はプロの舞台でも大きな武器になりそうだ。
阪神は熱狂的なファンからの声援がひときわ大きい。自らを後押しする声であるとともに、プレッシャーに感じることもある。ただ、右腕も心配はしていない。「打たれてたまるかっていう気持ちで投げてるんで、そこは大丈夫かなって自分では思ってます」と頼もしい言葉を口にした。
辻コーチいわく、性格はとにかく真面目。「何も言わなくてもいい。淡々と練習できる」と、自分で考えて動けるのが馬場の良さだという。努力を惜しまない姿に感銘を受けてきた。
辻コーチの兄はお笑いコンビ「ニッポンの社長」の辻クラシック。大の阪神ファンとしても有名で、イベントだけでなくプライベートでも甲子園に来場する。22日のドラフトでは、弟の教え子が阪神に指名されたことに興奮したよう。同コーチは「すぐ(連絡が)来ました。いつもそんな来ないんですけど、阪神だから来ました。すごい喜んでました」と笑顔で振り返った。
「ニッポンの社長」は昨年のお笑い賞レース「ダブルインパクト」の初代王者に輝いた。先発、中継ぎとマルチタスクをこなす馬場。プロの世界で“ダブルインパクト”を残す可能性を秘めている。
◆馬場 拓海(ばば・たくみ)2004年12月20日生まれ、21歳。佐賀県出身。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。福岡大大濠2年春の甲子園に出場し、準々決勝進出。日体大を経て26年度ドラフト2位で阪神の指名を受けた。サイドハンドの変則フォームからの直球は最速150キロを超え、多彩な変化球も操る。投球術も兼ね備え、ゲームメーク能力の高さにも評価が高い。
◆辻 孟彦(つじ・たけひこ)1989年7月27日生まれ、京都府出身。京都外大西3年夏の甲子園に出場。日体大を経て11年度ドラフト4位で中日入り。現役時代は183センチ、90キロ。右投げ右打ち。1軍公式戦登板は13年のみで、13試合0勝0敗、防御率4.58。引退後は日体大に戻りコーチに就任。
