阪神・豊田 来季構想外 本人は現役続行希望 5年目今季は1軍で4打席

 阪神の豊田寛外野手(29)が来季の戦力構想から外れていることが18日、分かった。2021年度のドラフト会議で阪神から6位で指名され、5年目の今季は4試合の出場だった。近日中に球団から通達される予定。本人は現役続行を希望している。

 タテジマに愛された男が静かにユニホームを脱ぐことになった。東海大相模から国際武道大、日立製作所と野球のエリート街道を歩んできた。「何かの縁がある」と高校時代から14年間、タテジマのユニホームで戦ってきた。

 24年の秋季キャンプ。就任したばかりの藤川監督からMVPに選ばれ、25年は代打の切り札として活躍。7月3日の巨人戦(甲子園)では守護神のマルティネスからサヨナラ犠飛を放つなど、リーグ優勝に貢献した。

 今季はレギュラー奪取に燃えていたが、春季キャンプで死球を受け右手首を骨折。骨だけではなく靱帯(じんたい)にも傷を負い、リハビリの期間は長くなった。2月、誰もいないSGLまで送り迎えをしてくれた妻、そして「大丈夫?」と心配してくれた2歳のまな娘のためにも必死にもがいた。

 今季は1軍で4打席に立ち、9月19日の広島戦が最後の打席になった。右手首の感覚も日に日に良くなり、ファームでは3割近い打率を残した。何よりも黙々と練習に励む努力家だ。まだやれる。豊田の心は簡単に折れない。

 ◆豊田 寛(とよだ・ひろし)1997年4月28日生まれ、神奈川県出身。29歳。178センチ、87キロ。右投げ右打ち。東海大相模では2、3年夏の甲子園に出場し、3年夏は優勝。国際武道大-日立製作所を経て21年度ドラフト6位で阪神入団。

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