阪神・坂本が涙の工藤に寄り添う「ここで立ち止まってほしくないという思いで」 あと1球からの悲劇も「あいつのおかげでここファイナルで戦えてる」
「JERA CSセ・ファイナルS・第4戦、阪神5-8DeNA」(17日、甲子園球場)
阪神が逆転負けで4連敗。アドバンテージを含め1勝4敗で敗退が決まった1点リードの九回、前の回の途中から登板した工藤が2死二、三塁のピンチでDeNA・三森に中前2点タイムリーを浴びた。
2ストライクと追い込み「あと1球」コールが響く中での悲劇。試合を終えスタンドの虎党にあいさつ後、ベンチへ引きあげる際に工藤は涙。捕手の坂本は支えるように肩に手をやり、声をかけた。
坂本は工藤にかけた言葉について問われ「あいつのおかげで、ここファイナルで戦えてると思ってるんで。野球だから抑えることもあるし、打たれることもあるし。今日、打たれたくなかったと思いますけど、でもこれも野球だし。あいつが頑張ってきた、あいつがやってきたことには何の変わりもないんで」と説明。「こういう悔しい思いから大きくなる、もっと成長していくチャンスだと思っているし、本人がああやって背負ってくれてるっていうのは個人的には嬉しいし。今日だけの結果であいつを評価するなんてことは誰もしないと思いますけど。それも分かってほしいし、そういう悔しさがやっぱり成長には必要だし。シーズンの終盤からまたぎとか連投とかいろんなことを経験したと思いますけど、あそこで抑え切れる、勝ち切れるピッチャーになりたいと思ってやってくれたらいいと思うし、そのためのサポートをまたみんなでしないといけないと思うし、だからここで立ち止まってほしくないという思いで言いましたけど」と胸の内を明かした。
球団史上初のリーグ連覇を果たしたシーズンが幕を閉じた。「DeNAも強かったし、最後うちも粘ってやれてましたけど、そういうところ勝ちきれないと面白くないし、勝たないといけない時に勝てるという勝負強さも必要だったと思うし、またいろんなことをみんなで考えるきっかけもこれでできたと思うんで、またみんなでチャレンジできる、そういう環境で一生懸命やっていきたいなと思います」と前を向いた。
同時にWBC出場から始まった自身の1年間について「いろんなことを経験しましたし、本当に自分が経験したことをチームに還元しないと意味がないので、来年以降、またもっともっとチームに貢献できるようにやっていきたいと思うし、次の目標をみんなで設定したり、個人個人で設定してやっていかないといけないと思うんで」と振り返った。その上で「このままでは来年ペナントも取れないと思うし、もっともっと成長できる、時間とチャンスをもらえた、そういう風にしないといけないっていう感覚なので。悔しさをどういう風に取り組んで、どういう風に表現できるか、それぞれ見つめ直して頑張りたいと思います」と続けた。
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