阪神・藤川監督 CS突破キーマンに近本指名「戻ってきてから勢いが増した」 「全開でいける」中野と1&2番「連動性出せる」

 藤川監督がキーマンに挙げた近本
 橋上監督代行(右)と相川監督が率いるチームの勝者を待ち受ける藤川監督(撮影・中田匡峻)
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 阪神の藤川球児監督(46)が9日、兵庫・西宮市の甲子園球場で「2026 JERA クライマックスシリーズ(CS) セ」共同記者会見にオンラインで出席し、14日から開幕するCSファイナルステージ(S)のキーマンに近本光司外野手(31)を指名した。中野との1、2番に「連動性が出せる」と期待。先発は初戦の村上から高橋、才木と3本柱を惜しみなく投入し、昨年同様に無傷の3連勝で日本シリーズ進出を狙う。

 決戦を前に、藤川監督の口調も熱を帯びた。CSファーストSで戦う巨人、DeNAの勝者と14日から対戦。会見では「今、話しているだけでも気持ちが高揚して、早く勝負がしたい…そんなふうに思いますね」と笑った。ポストシーズンのキーマンには1番・近本を指名。中野との連動性を攻撃の形として期待した。

 「近本が戻ってきてからタイガースの勢いが増しました。甲子園球場でどんなスタートを切り、リードオフマンとしてどんな役割をしてくれるか。ここに期待したい」

 指揮官の言葉はデータでも証明されている。不在期間26勝27敗だったチーム成績は復帰後、38勝27敗1分けとV字回復を遂げた。「中野も含めて」と話す通り、後を打つ2番打者も9月は月間打率・329と復調。「走者を進塁させながら3、4、5番につなぐのがウチの野球」と話すように、相乗効果により勝負の終盤戦で巨人に競り勝った。

 上積みもある。7月の復帰当初は故障明けすぐで「万全ではなく、作戦なども打てなかったというのはある」と明かしたように、体調との両面で配慮もあった。それでも夏場には調子を上げ、規定打席には達しなかったが打率・306と、数字上では首位打者の佐藤輝とも同率。指揮官も無限の可能性を感じている。

 「9月に入ってからやっと戦えるコンディションになりましたからね。このクライマックスは全開でいける。そういう意味で1、2番の連動性というのは出せるかなと」

 昨年はDeNAとCSファイナルSを戦い、アドバンテージを含む4勝0敗。無傷で突破を決めた。巨人は丸、坂本、ダルベック、泉口、吉川らの名前を挙げながら「一戦、一戦、戦うのが難しかった相手」と説明。DeNAは牧、度会、エンカーナシオン、宮崎、佐野らを警戒選手とし、「短期決戦におけるチームの勢いはリーグでも突出しています」と表した。

 ただ、阪神は1、2番を攻撃の起点に3番・森下、三冠王の佐藤輝につなぐ強力打線。先発はエース・村上を先陣に、高橋、才木と、今季の勝ち頭3人を惜しみなく投入する。昨年、「秋の大運動会」と称した短期決戦で、「最後の大勝負」とまだ見ぬ頂に挑む。さあ、日本一奪回へ。リーグ連覇の阪神に死角はない。

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