【佐藤義則氏の眼】セベリーノはよく投げきった 厳しい試合をものにした阪神 まだまだ安心はできない
「ヤクルト7-9阪神」(22日、神宮球場)
阪神が延長戦を制して3連勝。十一回、高寺望夢が決勝3号2ランを放った。巨人が敗れて優勝マジックは8。初回、森下翔太の2点適時二塁打、佐藤輝明の36号2ランで先制するなど二回までに6点を奪ったが、投手陣が踏ん張れず苦戦。9番手のアンダーソン・セベリーノに来日初勝利。工藤泰成が11セーブ。デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏のセベリーノを絶賛した。
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阪神は厳しい試合をものにした。序盤のリードを追いつかれ、延長戦に突入する嫌な流れだったが、延長十回、ドリスの負傷降板を受け、緊急登板したセベリーノがよく投げきった。
1死一、二塁で岩田に対して2ボールとなってからの登板。岩田の四球は仕方ないとしても1死満塁からの投球は素晴らしかった。田中、鈴木叶に対し、いずれも早めに追い込んでからの連続空振り三振で切り抜けた。
セベリーノの課題は制球力で、これまではストライクを取りにいこうとして球が抜けたり、投げミスしたりすることがあったが、この日は絶体絶命の大ピンチに開き直って全力で腕を振って投げたことが好投につながった。150キロを超える真っすぐと切れ味鋭いスライダーの持ち主。早めに追い込むことができれば、そう簡単には打たれない。
巨人が負けてマジックは8になったが、まだまだ安心はできない。どちらかが連勝して、どちらかが連敗すればすぐにひっくり返る差だ。とにかく先のことは考えず、目の前の試合を一つ一つ勝っていくしかない。最後の最後までもつれた展開になるだろう。
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