阪神・森下 適時打&佐藤輝追う1差34号 クリーンアップで全7打点「オフを挟めたので全員の頭も切り替えられた」

 「阪神7-2広島」(17日、甲子園球場)

 高まる熱気を全身に感じ、阪神・森下翔太外野手が駆け出す。塁上で手をたたき、力強く右拳を握った。猛虎の金看板を背負う一人として、意地がある。停滞ムードに終止符を打ち、再加速の予感を漂わせた。

 幕開けは二回2死一、三塁。追い込まれた中、床田の低めチェンジアップに泳ぎながら左前に運んだ。9日の広島戦では床田と3度対戦して全て内野フライ。「ボールをイメージできていたけど、そこを見ながら変化を加えてくる投手。対戦してみないと分からないなと思ったが、結果的には打てたので良かった」とプラスに捉えた。

 初回には佐藤輝、大山が適時打。これでクリーンアップ全員打点となった。3人全員が打点を挙げるのは8月12日・巨人戦以来、今季9度目。頼れる中軸たちが、トンネルの出口につながる道筋を明るく照らした。

 四回1死一塁では、ライナーで左翼ポールに直撃する34号2ラン。リーグトップの佐藤輝に1本差に迫った。完璧な一発に見えたが、本人の自己評価は全く違う。「たまたまですね。打ち方的にも、そんな良くはなかった」と辛口ジャッジ。そう話した上で「結果が全てだと思う。あそこで追加点を取れたのは、チームとしても大きかった」と付け加えた。今季78打点目で再びリーグ2位に浮上した。

 7連敗の期間、敗戦後は厳しい表情を貫き、悔しさをにじませながらクラブハウスへと続く通路を急ぐ日もあった。

 「負ける時もある。それがたまたま9月に出ただけ。負けていることに対してはチームとして、しっかり考えないといけない部分と、しょうがないと切り替えの部分も必要だと思う。(16日の)オフを挟めたので全員の頭も切り替えられたのかなと」。V争い終盤も、泰然の構えで新たな戦いに挑んできた。

 大山とのアベック弾は通算7戦7勝。「クリーンアップが打てばチームが勝てると、証明できたと思う。自分を含めた中心選手が積極的に打っていきたい」。果たすべき役割は明快。そのバットでさらに、猛虎を押し上げていく。

 ◆不敗神話!森下&大山アベック弾!! 森下と大山のアベック弾は今季4試合目で通算7試合目。両者が共に本塁打を記録した試合は全勝中で過去6試合は【1】2024年4月19日・中日戦(○7-0)【2】同年7月30日・巨人戦(○5-1)【3】25年9月18日・広島戦(○7-2)【4】26年4月11日・中日戦(○9-3)【5】同年5月12日・ヤクルト戦(○10-0)【6】同年6月19日・DeNA戦(○11-3)となっている。()内は試合スコア。

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