阪神・藤川監督 大一番を前に緊急ミーティング いざ決戦の地・東京Dへ「強い気持ちで乗り込んでいこう」1・5差、残り20試合
いざ、東京決戦-。阪神の藤川球児監督(46)が11日、兵庫・西宮市内の甲子園球場で、全体練習前にナインを集め緊急ミーティングを開いた。球団史上初のセ・リーグ連覇を狙うチームは12日に、2位・巨人との直接対決(東京ドーム)に挑む。大一番を前に「われわれが得意とする球場。強い気持ちで乗り込んでいこう」などと訓示。同地では今季10勝2敗と圧倒的な数字を残している。1・5差で迎える頂上決戦。宿敵を突き放す。
143分の1試合…でも、勝敗が持つ意味合いは違う。残り20試合、1・5差で迎える大一番。敵地・東京ドームではシーズン最終戦となる伝統の一戦でもある。藤川監督は室内練習場で行う全体練習前、ナインを集めて緊急ミーティングを実施。球団史上初のセ・リーグ連覇へ覚悟を求めた。
「明日、戦う東京ドームは、われわれが得意とする球場。強い気持ちで乗り込んでいこう」
当初は指名練習の予定だったが、前カードの広島戦2試合が雨天中止。「ジャイアンツ戦のための練習に」と、直接対決に向けた機運と結束力を高めた。指揮官の言葉通りに敵地ドームは好相性を誇る。直接対決でも7連勝中だが今季、同地での対戦成績は10勝2敗と圧倒。昨季も9勝4敗と大きく勝ち越している。
策も打った。巨人の予告先発・竹丸対策で、ドラフト1位の立石を緊急招集。左腕からプロ初本塁打も放った。「平田監督からも状態が上がってきたと報告を受けた。毎打席(映像で)見ていますし、守備も確認しています」とし、「いい内容。体つき、表情踏まえて非常に良い状態だと思います」と、ルーキーに切り札の役割を期待する。
一方、先発には村上を指名。10日の広島戦が雨天順延となったことで、先発予定だった才木を回す選択肢もあった。現在、プロ野球タイ記録の巨人戦11連勝中。圧倒的な数字を残すが、当初の予定通り、エースにチームの命運を託すと決めた。投手は屋外、野手は室内で行われた練習。移動しながら選手の表情をチェックし、手応えも得た。
「勝ち星は結果であって、それまでの向かい方ですよね。東京ドームはイメージも元々ある。ですから意気揚々と、いい勝負を挑みにいこうと。自信もあるだろうし、表情も明るいしね。とにかく自分たちのやれることを、しっかりやろうと」
宿敵との一戦を終えるとすぐに、甲子園に戻って中日3連戦を迎える。「早起きをして頑張ろうな」と8月11日の巨人戦以来、1カ月ぶりのデーゲームを前に選手の気持ちをほぐし、「1試合だけじゃなく、その気持ちをつなげていこう!!」と鼓舞した。異例の緊急ミーティングから始まる20試合。まずは東京決戦を制す。王者として激戦のペナントに終止符を打つ。
◆東京ドーム10勝 今季の阪神は東京ドームの巨人戦10勝(2敗)。既に球団では東京ドームでの巨人戦最多勝利数をマークしている。なお、1952年のフランチャイズ制以降、甲子園を除くセ・リーグ主要球場では64年に中日で11勝。最近では25年にマツダで11勝。56年に後楽園での14勝などもあるが、例えば56年は巨人戦6勝と国鉄戦8勝を合算したもの。なおチームは1リーグ時代の37年秋以来となる巨人戦7連勝中。
