阪神・才木 優勝請負人が連敗止める 巨人と2・5差も「ゲーム差関係ない」V争いマウンドは「ご褒美」8日広島戦
8日・広島戦(甲子園)に先発する阪神・才木浩人投手(27)が7日、甲子園での投手指名練習に参加した。優勝争いで緊張感が漂うマウンドを“ご褒美”として堪能し、再進撃の火付け役となることを誓った。2023年、25年のリーグ優勝が決まった試合に先発した優勝請負人が連敗を止め、球団初のセ・リーグ連覇へ勢いをもたらす。
連敗を喫して重苦しい雰囲気が立ちこめた甲子園も、一夜明ければすがすがしい風が流れ込んでいた。才木は赤いグラブを手にし、陽気にキャッチボールで汗を流す。チーム随一のポジティブ思考を持つ右腕にとって、優勝戦線のプレッシャーは皆無だ。
「優勝をかけた緊張感というのはその立ち位置にいる人たちにしか味わえない。そういう立ち位置にいることはすごく幸せだと思いますし、今シーズン頑張ってきたご褒美だと思うので、そういう特別な空気感をもっと楽しんで味わえたらいいんじゃないかなと思います」
6回無失点で8勝目を手にした8月30日・巨人戦(甲子園)から中8日で8日・広島戦(甲子園)に先発。チームは5、6日に甲子園で行われたDeNA戦で連敗し、優勝マジック「18」を減らすことはできなかった。しかし、優勝までの距離が分かる重要な数字も、才木は意に介さない。「マジックなんぼになったらどうとかは別にない。1ケタになったから優勝ほぼ確定で油断していいことなんてないし。やることは変わらない」。8日からの広島戦で2連敗すればマジックが消滅する可能性もあるが、泰然自若な姿勢を強調した。
過去に2度、リーグ優勝決定日に先発した“優勝請負人”。23年は9月14日巨人戦に先発して7回1失点と好投し、昨季は9月7日・広島戦で先発したが、五回に頭部死球を与えて危険球退場となった。「巡り合わせなのでなんとも言えないですけど、運が良ければ(また先発したい)って感じです。とりあえず自分は任された試合で責任を果たせるようにしたい」。昨季のV達成からちょうど1年。マジック「1」を2度経験した男は頼もしいオーラを漂わせた。
今季甲子園では10試合に先発して4勝2敗、防御率1・04。今後は中6日で火曜に登板予定で「しっかり最後までやりきれたらいい」とフル回転を誓った。2位巨人には2・5ゲーム差に迫られているが「ゲーム差がなんぼになったとか関係なくて一生懸命プレーするとか、勝つためにみんなで力を合わせてやるのは変わらない。しっかりまず明日から優勝(に向けて)できたらいい」ときっぱり。背番号35から連覇に向けての再進撃が始まる。
