阪神・村上「マジックを一つでも減らせるように」 個人タイトルよりチーム最優先 5日DeNA戦に先発
5日・DeNA戦(甲子園)に先発する阪神・村上頌樹投手(28)が4日、尼崎市のSGLで投手指名練習に参加し、「マジックを一つでも減らせるように」と宣言した。今季はここまで22試合に先発し、10勝6敗、リーグトップの防御率1・84と安定感抜群。個人タイトルにも期待がかかる中、エースとしてチーム最優先を強調した。
室内練習場に強烈なミット音が響いた。村上が伸びやかに腕を振ると、力強いボールを受け取った高橋が「えぐい!!」と声を上げる。優勝マジックが点灯した状態で迎えるマウンドへ、準備は万全。歓喜の輪に加わるその時まで、エースは手綱を緩めない。
「まだ優勝が決まったわけじゃないので、目の前の試合をしっかり勝てるようにやっていきたいなと思います」
前回登板の8月29日・巨人戦(甲子園)は7回1失点の好投で自身10勝目。優勝争いにおける天王山の初戦を制し、翌日にチームはマジック「23」を点灯させた。今季22先発のうち、21試合でクオリティースタート(先発で6回以上、自責3以下)と安定感は抜群。優勝へ、また一歩近づくため「明日(5日)もできるように頑張りたい」と意気込んだ。
現在リーグトップの151回1/3を投じながら同1位の防御率1・84をマーク。同僚の高橋が1・90で2位なだけに、最優秀防御率の行方も気になるところだが、右腕はあくまでもチームファーストの姿勢を崩さない。
オフには沢村賞の条件の一つである「180イニング以上」を目標に掲げていたが、「優勝がかかってるところなので、悪かったらすぐ切られると思いますし、チームが勝てる投球ができれば一番」ときっぱり。「(数字を)今すぐ意識しちゃうと悪い方に行っちゃうと思う。後々ついてきてくれれば良いかなと思っているので、タイトルよりもまずは一つでもマジックを減らせるように」と力を込めた。
この日はキャッチボールやショートダッシュなどで最終調整。大黒柱として役目を果たし、頂点への道のりを突き進む。
