阪神・藤川監督 惜敗も淡々「勝負ですから」七回痛恨の大山憤死に田中内野守備走塁コーチ「僕の判断ミス」
「DeNA1-0阪神」(4日、横浜スタジアム)
今季6度目の零封負けを喫した試合後、阪神・藤川監督は「勝負ですから」と敗戦を受け止めた。惜敗に、たら、れば…の結果論は尽きない。ただ、1点差の攻防を悔やむこともない。「また明日です」。必死に視線を前に向けた。あと一歩だった。
ハイライトは七回だ。先頭の大山が左前打で出塁し、高寺が犠打で二塁に送った。坂本が四球でつなぎ一、二塁。打席に元山を迎えた。2-2から6球目を左翼線に運ぶ。二走・大山は一気に本塁を狙ったが、間一髪のタイミングで憤死した。
1死満塁でも続く打者は代打・前川が準備。三塁ストップも選択肢ではある。指示した三塁の田中内野守備走塁コーチは「選手は一生懸命にやってくれている。スタートが悪いとかでもない」と前置きした上で「僕の判断」と責任を背負った。
「あの打球、大山の足、度会くんの肩…合わせて、僕の中ではいけるんじゃないかというのはあったけど、そうじゃなかった。それは僕の判断ミスなのでね」。勝敗を分けた紙一重の判断を悔やんだが、藤川監督は「野球ですから。勝負はかけるし、それが勝負ですね」と淡々と振り返った。
1点差の攻防となった背景に、両軍先発投手の好投がある。DeNA・尾形とは2度目の対戦。6月21日(横浜)は大山、高寺の適時打で2点を取って勝ったが、この日は散発5安打に抑え込まれた。初回、右前打を放った森下は「前回同様にいい投球だった」としながら、「切り替えるだけなので何も変わらない」と強調。DeNAのシフトにも泣き無安打に終わった佐藤輝も前を向く。
「それは仕方がないことなので、また明日じゃないですか。チャンスはありましたけど。またみんなで切り替えて明日ですね」。シーズンは残り48試合。リーグ連覇に向け立ち止まっている暇はない。藤川監督は「勝負」と4度繰り返した。「全て勝負ですから。どんなときも勝負です」。真夏の優勝戦線。ファイティングポーズは崩さない。
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