阪神・藤川監督 連覇へ「チームとして戦う姿勢を保ち続ける。これが一番」巨人と首位争い「全力でぶつかる」【一問一答】
「阪神1-0巨人」(26日、甲子園球場)
阪神の藤川球児監督(46)が26日、前半戦の総括会見を行った。「宿敵」と称する巨人との激しい首位争いで、就任2年目は91試合を終え50勝40敗1分けで貯金10。同率首位と接戦が続く。2リーグ分立後、球団史上初のリーグ連覇に挑む後半戦。亡き師・野村克也さんが選手育成の持論にした「無視、称賛、非難」という言葉を用い「早く出てこい」と、正念場となる残り52試合で新戦力の台頭を期待した。
◇ ◇
-巨人との首位争い。
「このユニホームを着ている以上、宿敵ですからね。私自身がというよりも阪神、巨人。巨人、阪神。それを預かる者としては全力でぶつかるし、その思いというのは何物にも代え難い」
-前半戦だけで11勝1敗・高橋の活躍ぶりは。
「非常に素晴らしい活躍です。私が就任した時には左腕にプレートが入っていた状態で、直接面談をしました。『どうなんだ』と私が聞いたところ『取り除かせてもらう時間が欲しい』と。であれば夏まで待つ。必ず道はあるので、プレート外す除去手術をしようと。10月の段階だったと思います。それでシーズンオフに手術しました」
(続けて)
「ドラフトで伊原を獲得することができて、即戦力として伊原の活躍があった。夏場には高橋が戻ってくるであろうというプランを元々持っていて、半シーズンであれば中10日、中8日で回れば、活躍が計算できるのでないかというプランの下で進んでいて、今シーズン期待通りにやってくれている。本当に頭の下がる思いというか、長きにわたる苦労から、まだ50数試合ありますけど、本当にここまでよくやってくれていますよね」
-監督自身も投手出身で思うところもあった。
「高橋の苦しみも当然知っていましたし、私も同じトミー・ジョン手術もしました。それもこれも全て才木と村上、この2人がローテーションを外さずにキチッと回ってくれていることで、高橋を中6日で回さなくていいようにできています。そういう部分で高橋としても2人に感謝はあるだろうし、それがチームのパワーとなって、輪をもって力と変えていくわけですけど、その分、高橋が勝利に変えてくれて2人のエースがイニング数と、苦しいところでも投げ切ってくれているのは感謝しかないです」
-捕手は3人を併用する。狙いや働きぶりは。
「伏見が加入したことによって、阪神タイガースが持っている配球面、戦術面に違うエキスが入ることで化学反応があったと思います。伏見の経験、彼の持っている勝負根性と言いますか。タイガースに本当に必要な、他球団で培ってきた負けない、絶対に勝つ、そういう部分ですね。ベテランであるからこそ持ち合わせていて、すごく魅力的に映りました。その中で坂本がWBCにも行って、いろんなところに視野が広がるところで、もう一度、タイガースのみスポットを当てる期間がどうしても必要だった。(伏見の存在が)本当に助かったというか、いいものをタイガースに持ってきてくれたなと」
(続けて)
「梅野は長年にわたって正捕手を務め、現在もそうだと思います。ですけど、1軍でベンチに座り続けると、どうしても力という部分で衰えがくる。実戦がなければ…という意味で、本人にはつらかったかもしれないけど、ファームでキャンプをスタートさせて、肩の状態を上げたり、打撃を振れる状態にしたりとか、それはこちらも勝負ですから。それを見事にはね返して現状に持ってきてくれた。3人が元気な状態で残りシーズンを迎えられるという意味ではチーム状態が落ちていない、保てているのも3人がいるからなのかなと手応えを感じています」
-佐藤輝の働きは。
「いや、もう言わずもがなと言いますかね。就任した時から彼に期待を込めて、彼の背中を見ることさえすれば、必ずやってくれると思って昨シーズンもスタートしました。現状でもその姿、形が変わることなく、ある意味、監督である自分の身代わりのように、チームの代表者として4番を張ってくれて、チームの全てを守ってくれている大黒柱でもありますね。素晴らしい活躍です」
-後半戦、監督が考えるキーポイントとは。
「過去、阪神タイガースは連覇が一度もない。ここから重要なのは、いかにチームの輪が乱れないか。負けた時には誰か、責任を問おうとしますが、その責任を私が問うことは一切ない。その時に、ゲームから目を背けたり、野球の現場から離れたくなったりするような選手が出ないように。キチッとチームとして戦う姿勢を保ち続ける。これが一番、阪神タイガースを勝たせるために必要な…人気も高いですから。頼むぞという代わりに、なんでなんだ?となりますから。そこに対して全面に立ち向かうことが勝つ方法だと、昨年から思ってるんで、今からが勝負なんですよね」
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