阪神 21世紀の伝統の一戦勝ち越しへ 長年劣勢だった巨人戦…20世紀は借金225 21年から優勢に
21世紀の伝統の一戦勝ち越しや!阪神が7日から巨人3連戦(東京ド)に臨む。21世紀となった2001年から今季前回対戦までの巨人戦通算勝敗成績は304勝306敗23分け。きょうからのカード・巨人戦3連戦に3連勝すれば阪神が勝ち越しに成功する。首位争いする宿敵から白星をつかみ21世紀勝ち越しを飾りたい。
宿敵を追い越せるか-。阪神が7日からの巨人3連戦で3連勝すれば21世紀TG戦の通算勝敗成績が307勝306敗23分けとなり一つの勝ち越しに成功できる。
振り返れば、2001年から25年にかけての通算勝敗成績は297勝302敗23分け。負け越し「5」の状態で26年シーズンへ突入した。そして今季巨人戦はここまで7勝4敗。トータル304勝306敗23分けまで追い詰めている状態となっている。
きょうから始まるカードの舞台は東京ドーム。敵地ながら今季は3月27日の開幕戦で敗れた後に5連勝中。ビジターゲームではあるが一気に追い越したい。
歴史をたどれば長年劣勢だった巨人戦だ。まず勝敗成績を【1】1リーグ時代から今季前回対戦までの通算、【2】1リーグ時代、【3】2リーグ制となった50年から25年まで、【4】1リーグ時代の36年から00年(20世紀)の四つに区切って見ると。
【1】912勝1139敗77分けで借金227(1リーグ時代から前回対戦)。
【2】85勝84敗3分けで貯金1(1リーグ時代・36年~49年)。
【3】820勝1051敗74分けで借金231(50年から25年まで)。
【4】608勝833敗54分けで借金225(20世紀)。
そして21世紀になってから昨年までの25シーズンでは阪神の巨人戦勝ち越しが8シーズン、負け越しが12シーズン、そして勝敗タイが5シーズンだった。01~07年までは98勝78敗4分けで阪神優勢だった。リーグ優勝した03年=17勝10敗1分けの貯金7、05年=14勝8敗の貯金6が効いていた。
ただ、次第に雲行きが怪しくなり08~20年まで13年連続勝ち越しなし。これで01~20年まで223勝257敗17分け、借金34と大きく負け越し劣勢に。ところが時代は令和となり徐々に風向きが変わり始める。
21年からペースをつかみ始めた猛虎。中でも特筆は23年(令和5年)で巨人戦シーズン球団最多となる18勝で6敗1分け、貯金12の勝ち越し。さらに25年(令和7年)は17勝8敗で9の勝ち越しに成功している。
その他の令和シーズンは。
19年(平成31年・令和元年)=10勝15敗で借金5。
20年(令和2年)=8勝16敗で借金8。
21年(令和3年)=13勝9敗3分けで貯金4。
22年(令和4年)=14勝10敗1分けで貯金4。
24年(令和6年)=12勝12敗1分けで勝敗タイ。
そして23年の貯金12と25年の貯金9を加えて昨年まで貯金16に伸ばしている。21世紀の伝統の一戦勝ち越しを懸けたカード。21世紀TG戦で猛虎が形勢逆転する瞬間が待ち遠しい。
◆“伝統”初戦は1936年 伝統の一戦の始まりは1936年。この年の2月に日本職業野球連盟が発足した。そして阪神、巨人の両球団の初対戦は1936年7月15日で春のリーグ戦だった。
舞台は愛知・山本球場。スコアは「8-7」で阪神が勝利。続く2戦目は同年に開催された夏のトーナメント戦で9月25日に甲子園で阪神・若林忠志と巨人・沢村栄治の先発対決。沢村が日本プロ野球初のノーヒットノーランを記録している。
日本プロ野球で正式に優勝チームが認定されたのは同年秋開催の「第2回 日本野球選手権」から。勝ち点で並んだ両球団は3試合制の優勝決定戦で激突。1勝1敗で迎えた同年12月11日の最終戦(洲崎)で巨人が勝利し初優勝を飾った。
この3試合では、沢村が3連投するなどして後に『洲崎の決戦』として語られることに。また59年6月25日には両球団が後楽園で日本プロ野球初となる天覧試合。巨人・長嶋茂雄が阪神・村山実から放った劇的なサヨナラ本塁打は今も語り草となっている。なお、この試合で初めて長嶋と王貞治のONアベックアーチが記録されている。
