阪神・藤川監督 交流戦6勝12敗9位総括「大きな課題」 再開セ・リーグで「前向きにガンガン戦っていけるチームを」

 「阪神10-3楽天」(17日、甲子園球場)

 緑と黄色の人波が大きく揺れた。影を潜めていた光景が、甲子園に広がる。交流戦ラストゲームに勝利した阪神・藤川監督は「非常にいいゲームになって良かったです」と笑顔で振り返った。

 大山の一発で主導権を握ると、六、八回はスクイズを敢行。長打に小技も絡めて着実に加点し、終盤にかけて楽天を突き放した。2桁得点は5月12日・ヤクルト戦以来、甲子園では今季初めて。雨天中止の振替試合に詰めかけた4万2567人を興奮の渦に包んだ。

 投げては先発・大竹が6回無失点の好投。六回を終えて球数は60球だったが、七回から継投に入った。指揮官は「きちっと計算して六回で十分というところの交代ですね」と説明した。

 ペナントの行方を左右するといわれる交流戦は6勝12敗の9位。西武、ソフトバンク、日本ハムからは1勝もできず、力の差を見せつけられた期間でもあった。「私自身を含め、阪神タイガースとして課題としてしっかり取り組んでいかなければいけない。チームの大きな課題ではあると認識しています」と潔く結果を受け止めた。

 特に「非常に難しい作業ではありました」と振り返ったのは指名打者の起用。DHで先発出場した選手の打率は・111と12球団で最も低く、普段と異なる戦い方で波に乗れない部分もあった。

 ただ、今後に向けた兆しも感じ取っている。「グラウンドに出たら自分が絶対にパフォーマンスを残すんだという強い気持ちが必要。きっちりチームをまとめて、あさってからセ・リーグ相手に前向きにガンガン戦っていけるチームを。きっかけはありましたから、生かしていきたいと思います。タイガースファンを悲しませるわけには今後、阪神タイガースとしていけませんから」。果敢に攻め続ける集団を構築し、力強くまい進する。

 ◆ワースト更新 阪神は今季の交流戦を6勝12敗で終えた。交流戦が15年に年間18試合となって以降、12敗はチーム最多。また勝率・333は、05年に始まった交流戦で球団最低を更新した。

 ◆パが圧勝 今季の交流戦は、パ・リーグ球団が65勝39敗4分けで終わった。パの勝ち越しは26。過去最多だった10年の22を超え、最多となった。

 ◆パが4年連続で勝ち越し 日本生命セ・パ交流戦は17日、甲子園球場で阪神が10-3で楽天を下し、全日程を終了した。既に西武が14勝3敗1分けで初優勝を飾り、パ・リーグが65勝39敗4分で4年連続18度目の勝ち越しとなった。

 長谷川(西武)が打率3割6分7厘で首位打者に輝き、栗原(ソフトバンク)が最多の7本塁打を記録。投手では北山(日本ハム)大津(ソフトバンク)高橋(阪神)が3戦3勝をマークした。

 セ、パ両リーグ内の対戦は19日に再開する。

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