【岡義朗氏の眼】阪神・佐藤輝 三塁先発で感じたハンドリングの良さと外野手の「残像」 好捕で併殺完成も一塁送球で悪送球

8回、佐藤輝は石原の打球を好捕する(撮影・山口登)
8回、石原の打球を一塁に悪送球する佐藤輝(左)=撮影・西田忠信
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 「阪神10-3楽天」(17日、甲子園球場)

 阪神が12安打10得点の快勝で交流戦最終戦を締めくくり、ヤクルトと並ぶ2位に浮上した。二回に大山悠輔内野手(31)が楽天・前田健から左翼席へ今季甲子園初となる先制8号2ラン。六回には犠飛を放ち2安打3打点。先発・大竹は6回60球で三塁すら踏ませず3安打無失点で1カ月半ぶりとなる3勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏はドラフト1位・立石の登録抹消に伴い三塁に戻った佐藤輝について「ハンドリングの良さと外野手としての『残像』を感じさせた」と指摘した。

  ◇  ◇

 佐藤輝のハンドリングの良さと外野手としての『残像』を感じたゲームだった。この日は今季交流戦で初めて三塁で先発出場。外野から内野に戻るということで不安を感じていたかもしれない。

 まず三塁のポジションは打者との距離も近く打球も速いのでグラブさばきが大事。この日の四回1死一塁。辰己の放った速いゴロに佐藤輝は瞬時の判断で打球にグラブを垂直に出して好捕し併殺を完成させた。グラブの出し方を間違えたら、例えば土手の部分で弾いてしまうことになりかねなかった。好投してきた先発・大竹に、より良いリズムを与えるプレーだ。

 そして八回1死二、三塁。石原の三塁キャンパスを抜けそうな打球を飛びつきながら好捕。ただ、直後の一塁送球が大山の頭上を超えるような悪送球に。本塁などに強く速い送球が求められる外野手としての残像が多少、あったのかもしれない。

 このような状況での三塁守備は一塁に低い送球、もしくはワンバウンド送球を意識することが大事だ。内野手としてのプレーの感覚を戻してほしい。

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