阪神・嶋村の良さは思い切り 代打で結果「今はベンチに座っている時間もいい勉強」狩野恵輔氏が期待
2024年まで阪神の投手コーチを7年間務めた福原忍氏(49)とグラウンドに足しげく通う狩野恵輔氏(43)のデイリースポーツ評論家2人による企画「注目の若虎」。第9回は、狩野氏が同じ捕手として期待する嶋村麟士朗捕手(22)を取り上げる。
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嶋村選手は今、代打で結果が出ていることで、相手の考えていることが分かるようになっていると思います。例えば「ピンチの時はこんな心境なんだろうな」とか「代打で初球から振られると嫌だろうな」と想像できることは、捕手として大きな財産になるはずです。
こうした考え方ができるのも、打つ方で結果が出ているからですが、彼の良さは思い切り。初球から振れるのはタイミングを取るのが上手だということ。ネクストなどで準備がしっかりできているのでしょう。
チームには坂本選手、伏見選手ら、経験豊富な捕手が健在です。現状、捕手としての出場は点差が開いた場面に限られていますが、守備は試合の中で経験を積んでいくしかない。交流戦では打撃を買われ、DHで3試合起用されました。今後、点を取るために打撃重視の布陣で臨む場合は、捕手でのスタメンも十分考えられます。その時に嶋村選手らしさをアピールできれば出場機会は増えていくのではないでしょうか。今はベンチに座っている時間もいい勉強になっていると思います。
性格も明るくてガッツがある。グラウンドで「おっ(代打の)神様!」と声をかけると、「勘弁してください」と苦笑いしていました。捕手は盛り上げたり、周りを見たりできることも重要な要素です。嶋村選手は視野の広さも兼ね備えていますし、育成上がりでハングリー精神もある。成長が楽しみな選手です。
