【佐藤義則氏の眼】阪神3戦10被弾はさすがに打たれすぎ 目についたソフトバンクの思い切りの良さ 阪神は球の見極めができていない

4回、正木(左)に同点ソロを浴びた伊藤将(撮影・西田忠信)
7回、牧原大に勝ち越しを許す畠(撮影・山口登)
7回、空振り三振に倒れる大山(撮影・山口登)
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 「ソフトバンク3-2阪神」(11日、みずほペイペイドーム)

 阪神は今季2度目の同一カード3連敗を喫し、交流戦の勝ち越しを4年連続で逃した。同一カード3連戦での10被弾は2000年以来26年ぶりの屈辱。阪神・藤川球児監督(45)は「個々のレベルが高い」とソフトバンクの強さを認めるしかなかった。なおこの日、セ・リーグは全敗。虎の順位もゲーム差も変わらなかった。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「さすがにちょっと打たれすぎ」とした上で「阪神打線はソフトバンクと違って球の見極めができていない」と指摘した。

  ◇  ◇

 この3連戦で阪神の投手陣が打たれた本塁打は実に10本。長年、野球を見てきたけど、なかなかこんなことないよ。さすがにちょっと打たれすぎなんじゃないか。

 目についたのはソフトバンクの各打者の思い切りの良さ。空振りを恐れずに目いっぱいフルスイングしている。打球のスピードもすごい。甘い球を確実に仕留めていた。6本も打たれた初戦に関しては、簡単に初球からストライクを取りにいった阪神バッテリーにも大いに問題はあったんだけど、これで完全に勢いづかせてしまった。

 阪神打線も負けじとバットは振っているんだけどソフトバンクと違うのは、球の見極めができていないこと。この試合も七回2死満塁で大山はワンバンするスプリットに手を出して空振り三振。立石にいたってはボールからボールになるような球を振って3三振を喫した。佐藤輝も2三振。このところボール球に手が出るようになってきた。投手の立場からいえば、ボール球を振ってくれることほどありがたいものはない。

 これで阪神は交流戦2度目の3連敗か。セ・リーグとパ・リーグの実力差は昔と比べればなくなってはきてると思うんだけど、結果をみれば、今年もパ・リーグが優勢だ。阪神は負け数が増えても、他のセ・リーグ球団も負けているから、そんなに順位は下がったりしていない。でも、日本シリーズのことを考えると問題だよな。特に去年の日本シリーズで負けているソフトバンクに相性が悪いまま終わってしまったのは、今年も再戦の可能性があるだけに困ったものだ。「負けて残念でした」じゃなくて、勝つためにもっといろいろ工夫しないといけない。

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