能見球史に残る開幕大炎上【プレーバック“伝統の開幕戦”】

 【14年3月28日、阪神●4-12巨人】

 開幕投手の能見が、球史に残る大炎上を演じてしまった。4点リードをもらった三回裏、4連続長短打で3点を失い、雲行きが怪しくなる。四回に坂本に一発を浴び同点に。そして五回に四死球で乱れ、片岡に3ランを打たれ降板。開幕投手の10失点は2リーグ分立後ワーストという、屈辱の船出だった。この年は、優勝した巨人に7ゲーム離された2位で終了した。

 ところが話には続きがある。CSファーストステージ(S)を初めて突破した阪神は、ファイナルSで巨人と東京ドームで対戦。3連勝して迎えた第4戦で、能見が先発マウンドへ向かった。5イニングを2失点と、開幕戦での雪辱を果たす。8-4で快勝し、日本シリーズ進出を決めた。良くも悪くも、能見に始まり能見に終わった一年だった。

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