4点差追いつかれるもカード勝ち越し 【プレーバック“伝統の開幕戦”】

 【1984年4月6日、阪神△8-8巨人】

 阪神先発野村が、初回からつまずいた。スミスの3ランなどで4点を失う。追う阪神は三回に掛布が江川から3ランで逆転するなど、点の取り合いに。阪神は八回表を終え8-4とリードしたが、救援陣が粘れず追いつかれた。

 もっともこの3連戦で阪神は、2勝1分けと好発進に成功する。第2戦はバースの1号などで辛勝し、第3戦は掛布が九回に左腕の角から逆転3ランを放った。

 この年に創立50周年を迎えた巨人は、満を持して王貞治監督が助監督から昇格。オフには前年83年ワールドシリーズ覇者のオリオールズと、84年年日本一チームの「世界決戦」が予定されていた。球界の盟主として出場を目指したが、3位に終わった。阪神は、宿敵の開幕ダッシュ阻止に成功。4位に終わったとはいえ、翌年の日本一に向け手応えを感じ始めていた。

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