阪神・山田脩也 変化球課題も具志川で取り組んだのは「直球への対応」高卒3年目、将来の正遊撃手候補

 1軍のニュースだけでなく“虎の穴”阪神2軍で奮闘する選手たちの気になる現在地を徹底取材する新企画。今回は高卒3年目・山田脩也内野手(20)の打撃を取り上げる。「変化球への対応が課題」と語った未来の正遊撃手候補は、なぜか具志川キャンプで「直球への対応」を磨き続けた。文字にすると、遠回りに見える「打者・山田」の奮闘に迫った。

  ◇  ◇

 山田は仙台育英時代から華麗な守備で名をはせてきた。しかし打撃面では、高卒2年目の昨季はファームで打率・198に終わり、今キャンプは打撃とも向き合った。「徐々につかみかけている部分もある」を手応えを口にしている。

 ファーム打率・217だった高卒1年目と比較して、数字上では“2年目の成長”を示すことができなかった。それでも、本人の中には「真っすぐへのアプローチはすごい良くなってきている。あとは、変化球にしっかり対応できるようにやっていけたら」と、階段をのぼっている感覚が確かにある。

 変化球対応の課題は「手が出ちゃう癖」にあると分析。「手が出ちゃうと、どうしても引っかける打球が増える」と説明した。梵2軍打撃コーチと相談しながら「変化球がきたら、センター方向を見るような感覚で捉えること」を意識しているという。

 ただ、春季キャンプの打撃面でのテーマを聞くと、山田からはこう答えが返ってきた。「このキャンプは真っすぐに対してしっかりアプローチしていきたい」。話が違うではないか。その真意は続く言葉にあった。

 「基本的には真っすぐを打てないと意味がない。1軍のレベルにはいけないんで」

 確かに変化球への対応が課題だが、だからといって、直球への対応も道半ばだ。それをおろそかにしたままで、変化球は打てない。打てたとしても、先は長くない。

 22日の2軍練習試合・エナジック戦(具志川)に「9番・遊撃」でスタメン出場。二回の第1打席、カウント3-2から相手右腕が投じた内角直球にくるっと回転し、うまくはじき返したが、惜しくもファウル。次の変化球を打ち損じ、二飛に倒れた。この試合は3打数無安打に終わったが、「真っすぐに対しての対応はすごい良かった」と、手応えをにじませた。

 キャンプを打ち上げた25日、充実の疲労感をたずさえた山田の視線はすでに「帰ってから微調整して、キャンプで出た課題に取り組んでいければ」と、SGLを見ていた。まだ20歳、されど高卒3年目。打撃でも確かな成長を示してみせる。

 ◆山田 脩也(やまだ・しゅうや)2005年8月20日生まれ、宮城県出身。20歳。177センチ、72キロ。右投げ右打ち。内野手。仙台育英から23年度ドラフト3位で阪神入り。2年目の昨季は2軍戦で100試合に出場し、打率・198、3本塁打、36打点。

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