阪神・モレッタ 漫画「NARUTO」愛する陽気ドミニカン 主人公は「今の自分に似ているんだ」“魔球”スライダーで進化だ
「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)
モレッタは虎の強力ブルペン陣に加わることを期待され、1月末に来日した。具志川組でキャンプインすると、2月2日に来日初のブルペン入り。不規則に曲がる“魔球”スライダーをいきなり披露し、捕手を務めた梅野を「縦に曲がったり、ちょっと斜めっぽく曲がったり」とうならせた。
9日から宜野座組に合流すると、練習開始前の円陣で右手を挙げて笑顔であいさつし、チームに溶け込む様子を見せた。同日に初のライブBP(実戦形式の打撃練習)にも登板。梅野と長坂に対して計3度、スライダーで空振りを奪った。右打者の外角へ鋭く大きく曲がる独特の軌道に、他球団スコアラーは「ややこしいボール」と警戒を強めた。
ドリスも「順調にきていると思う。焦らずに少しずつ少しずつ調子を上げてもらえたら」と、モレッタに期待を寄せる。対外試合での登板はまだないが、本人は「実際に試合で見て確認してもらえたら。楽しみにしておいてよ」と不敵に笑う。陽気なドミニカンはミステリアスに状態を上げていく。
1996年4月15日、ドミニカ共和国エリアス・ピーニャ州出身。「川もたくさんあるし、自然が豊かな田舎だよ」
1月末の入団会見で明かした大好きな漫画。もちろん一番のお気に入りは主人公・うずまきナルト。「幼い頃から見ていました。ナルトは何者でもないゼロの状態からいろんなことを学んで、成長して、進化していく。そういう意味では、今の自分に似ているんだ」。大好きなナルトを、異国の地で成功をつかもうとしている自身に重ねた。
今月2日の来日初ブルペンでは、ハンドジェスチャーで投球の軌道やサインの確認をするなど、勉強熱心な一面を披露。「どこにいても、学びはいつも止めないようにしているよ。特に日本という新しい場所に来て、覚えることもたくさんあるからね」
契約が決まってから日本の野球について予習してきたが、想像以上だったこともあるようで…。「ファンの人がすごく熱狂的で驚いたよ。ずっとサインを待ってくれていたり、本当にいろんな形で自分たちを迎えてくれるので、すごく自分の糧になっているよ」
今キャンプはドリスがいるところに、モレッタあり。同じドミニカ共和国出身で親交のある先輩の後ろをついて回る姿は、まるでRPG(ゲーム)のようだ。「ドリスにいつもついていって、今日はどういう感じかなっていうのを自分の中で感じながら、彼をお手本にしていろいろやるようにしているよ」
ドリスと行うことが多いが、6日の具志川では突然、畠とペアを組んだ。「いろんな人と交流することが大事だと思うし、誰かとやるっていうのを決めているわけでもないよ」。ちなみに、畠いわく「自分から誘ってみました。流れで『やろうか!』って感じで」。
投げ始めたのは2006年ごろから。実に20年間も磨いてきた伝家の宝刀。「自分で説明するよりも実際に見てもらって、(どんな球かは)みんなが決めてくれたらいい」とニヤリと笑った。
◆NARUTOとは 岸本斉史氏による大人気漫画。落ちこぼれの少年忍者「うずまきナルト」が試練を通して成長し、最強の忍者を目指す成長物語。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999年から2014年まで連載され、国内のみならず海外でも高い人気を誇る。コミックスの全世界でのシリーズ累計発行部数は2億5000万部以上。06年には米誌「ニューズウィーク」日本版の特集「世界が尊敬する日本人100人」に、うずまきナルトが架空の人物として唯一選出された。ナルトの口癖は「だってばよ」。
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