阪神・近本「原点に戻ることができる場所」 自主トレ地・沖永良部島のオススメスポット ファン聖地巡礼「関係人口」急増中

 阪神の近本光司外野手(31)は9日から、鹿児島・沖永良部島で自主トレを開始した。同地では21年から6年連続の実施で、「原点に戻ることができる場所」と表現。現役引退まで自主トレを行うことを明言している。活躍を後押しするパワースポットの魅力、オススメの場所を聞いて歩いた。同島和泊町の前登志朗(すすめ・としろう)町長(67)は、今後の全面サポートを約束。感謝の思いを還元するプランも検討していくという。

 知る人ぞ知る「隠れ島」沖永良部を近本は、「僕が原点に戻ることができる場所」と表現する。南西諸島のほぼ中央、鹿児島と沖縄の間に位置する離島。周囲約55キロ、車で一周走ると、約1時間でまわることができる。ウミガメやザトウクジラが見られる自然豊かな場所だが、兵庫・淡路島出身の男がこんなにも愛する理由とは。島の魅力を聞き、歩いた。

 「島ではウミガメや鯨を探しに行ったり、知名町の(ホームセンター)ニシムタに買い物に行ったりします。関西とは違った自分になれる。素の近本光司として振る舞うことができる場所です」

 この日の最高気温は16度。地元の人が「かなり寒い」と言うが、少し歩けばジワリと汗がにじむ。まずオススメされたのが伊延港の海岸。同港は流刑になった西郷隆盛が上陸した場所と言われる。残念ながらウミガメと遭遇できなかったが、近本はウミガメも鯨も見たことがあるという。緑色に輝く美しい海でシュノーケリング、ダイビングができる場所でもある。

 練習拠点は城ケ丘中学校横の町民運動広場。ただ、トレーニングの場は島内全域に及ぶ。「僕も島育ちだったので砂浜を走ったり、山とか自然の中を走っていた。それを思い出しながら楽しんでいました」。ウジジ浜の砂浜や笠石海浜公園の2段坂をダッシュする。毎年、参拝に訪れる高千穂神社は境内まで85段の階段があり、野球少年たちとよく遭遇するという。

 「僕、実は走るのが嫌いだったんですよ、長距離とか。神社では小学生たちと競走して追い込まれました。気持ち悪くなるくらい走りましたね」

 新日本銘木百選にも選ばれた「日本一のガジュマル」や、西郷隆盛が牢(ろう)生活で過ごした場所など観光で来島する人は多い。ただ、近年では阪神、近本ファンが聖地巡礼する場所として、地域や地域の人と多様な形で関わる「関係人口」が急激に増えているという。和泊町の前町長も「ぜひ考えていきたい」と、近本に対して感謝を還元するプランも検討。沖永良部の新たな象徴として強い絆を紡いでいく。

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