原口文仁氏 百崎&山田に夢託す 阪神の後輩へラストメッセージ「チームの幹になれるような選手になって」

 ハワイから帰国した原口文仁氏
 帰国した原口文仁氏(撮影・北村雅宏)
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 今季限りで現役を引退した原口文仁氏(33)が22日、阪神の選手として最後の行事となる優勝旅行を終え、思いを託す後輩たちにラストメッセージを送った。今季、長く2軍で共に過ごした若虎の台頭に期待し、百崎、山田と高卒同期2人の名前を挙げた。

 阪神の選手として最後の行事は、16年間の激闘をねぎらうプレゼント。ジュラシック・ワールドなど映画のロケ地「クアロア・ランチ」でバスツアー、ホエール・ウオッチング。妻、子供2人と7日間を満喫した。

 「もっと阪神が強く、常に勝つ球団になるためには、若い子の力が必要になると思う」。愛するチームの話になれば、自然と口調は熱を帯びる。1軍が首位を独走した一方で、もがく若虎の姿を間近で見てきた。一人一人に思い出がある。

 中でも百崎、山田は若い頃の自分とダブって見える。高卒同期の秋山と「いつか2人で、甲子園のお立ち台に」と支え合った。「彼らには早く1軍を経験してもらって、チームの幹になれるような選手になってほしいし、なれると思います」。夢の続きは2人に託す。

 野手転向の西純、現役ドラフトでロッテに移籍した井上も、転機になると飛躍を願う。ケガによる育成落ちや、大腸がんも克服したプロ野球人生。「チャンスをつかめるかどうかで、1軍で活躍できるかどうかが変わる。僕がそうでした。みんなには一瞬を大事にしてほしい」。ハワイでの休息を終え、温かいエールを送った。

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