阪神・近本 欠かせないルーティン明かす「マインドリセットだったりは他にはない」 コーヒーでプラス思考に、野球に通じる感覚
阪神の近本光司外野手(31)が20日(日本時間21日)、優勝旅行先の米ハワイで大好きなコーヒーで不安、不満、不可能をプラスに変える思考習慣を明かした。実は元々苦手だったが、新型コロナウイルスがまん延した2020年に初挑戦。5年がたち、朝夕の摂取が成長に欠かせぬルーティンになった。「独特の酸味がある」ハワイのコーヒーで英気を養い、パワーチャージして来シーズンに備える。
コーヒーを語る近本の表情は、野球の話をするように真剣だ。ハワイでチームが宿泊するホテルでは、オリジナルブレンドされた商品が有名でもある。「だいぶ深いんですよね。朝食を食べる時に飲むとおいしいんです」。誰もが持つ趣味の話ではあるが、野球選手としては欠かせぬ一部だ。
「1日2杯で覚醒する量ではないですけど、僕はいれる時間だったり、その時のマインドリセットだったりは、他にはないのかなと思いますね」
新型コロナウイルスがまん延した20年、家時間が増えた中で意識改革に着手した。苦手なものに挑戦することで自然と目覚めるチカラを求める作業。克服してからは欠かせぬルーティンになった。「鮮度が命」「(抽出に)時間をかけたらいいわけじゃない」など、野球との共通点も多い。
「海外のコーヒーはおいしいですが、それは水が硬水だからです。(日本に)持ち帰っても味は全然違う。こちらはこちらで飲むことを楽しむ。時間ではなく抽出方法で味が変わる。1、2投目で決まります」
量よりも質。ただ長い練習よりも練習方法、工夫でその先の成績が変わる。現在は肉体的なトレーニングと並行して、来季から拡大ベースが導入されることで、新たなスライディングの形を模索している。野球から頭をリセットする趣味、そして神経を研ぎ澄ませる大事なツール。コーヒーパワーでリーグ連覇を導く。
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