阪神・近本 7年ぶり母校凱旋 恩師指令「最多安打」で恩返し 「やりたいことに全力を」後輩たちにメッセージ

 阪神の近本光司外野手(31)が11日、兵庫県加東市にある母校・社高校に7年ぶりに凱旋(がいせん)し、トークショーを行った。近本が在籍時に野球部監督を務めていた橋本智稔校長(57)は、来季最多安打のタイトルを期待。近本も、加東市のファンのためにも試合に出て、活躍し続けることを意気込んだ。

 近本が校内に現れると、あちこちで黄色い声援が飛び交った。ドラフト指名直後に楽天・辰己とトークショーを行って以来、7年ぶりの凱旋。在籍当時野球部監督だった恩師の橋本氏が現在校長を務めている縁もあり、今回のタイミングとなった。そして橋本氏からは来季へ“指令”を受けた。

 「大事な場面も含めて1本でも多くヒットを打って、最多安打を目指してほしい。1打席でも多く立って1本でも多くヒットを打つことがチームの勝利にもつながるだろうし、ファンも(社の)後輩たちも望んでいる」

 課されたのは21年に178安打で獲得して以来2度目となる、最多安打のタイトルだ。今季は1位の中日・岡林に8本差をつけられる160安打で3位に終わった。そのために必要なのが、1試合でも1打席でも多く出場すること。今季は欠場もあり140試合の出場だった。

 久々に母校を訪れた近本にも期待に応えたい思いは湧いていた。「加東市から甲子園に1時間以上かかるし、テレビで見る機会が多いと思うので、試合に元気な姿で出ることが応援してもらえる、逆にこちらが元気をもらえることなんじゃないかなと思っている」。1軍で活躍し続ける姿を見せ、母校や加東市に恩返ししていきたい考えだ。来季、規定打席に到達すれば新人から8年連続となり、藤井栄治と並んで球団歴代2位の記録に。達成すれば、最多安打のタイトルにもおのずと近づいていく。

 この日は体育館で、全校生徒約700人の前でトークショーを開催。自身の学生時代を「プロ野球選手になりたいと思ってなったわけではないので。その都度やりたいことに全力を注いでいた」と振り返った。

 それを踏まえ後輩たちには「自分がやりたいことは大人に反対されてもやっていいのかなと思います。学生の期間はあっという間。勉強もそうだし、遊びも全力で後先考えず今に取り組むというのが青春なのかなと思う」とメッセージ。目の前のことに夢中になる大切さを伝えた。来年は31歳で迎えるシーズン。「いくら打てなかったとしても、自分は自分らしく自分の楽しみ方で、プレーすることが大事」。母校でもらったパワーを力に、恩師、後輩たちの期待に応えていく。

 ◆最長は吉田13年 阪神の選手が新人年から8年続けて規定打席を満たせば、藤井栄治(62~69年)と並び球団2位となる。最長は吉田義男の13年(53~65年)。なお現役ではほかに、佐藤輝と中野がそろって21年から5年連続で規定打席に到達している。

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