31歳誕生日の阪神・大山 テーマは「チャレンジ」 不動の5番も「個人としては悔しいシーズン」 来季10年目キャリアハイへ
阪神の大山悠輔内野手が19日(日本時間20日)、31歳の誕生日を迎え「チャレンジ」をテーマに掲げた。プロで年齢を重ねていく中で経験、実績を積み上げてきたが「個人としては悔しいシーズン。もっと、もっとやりたい」とキッパリ。走攻守で変化を恐れず、キャリアハイの成績を狙う。
不動の5番として戦った1年。藤川監督もMVPと評価したが、個人の成績には悔しさが残る。141試合の出場で打率・264、13本塁打、75打点。「優勝という最高の結果で終わりましたけど、全てにおいてもう一度しっかりやる必要あると思って練習をしています」と現在地を見つめる。
節目の日に誓うのはチャレンジだ。来季プロ10年目。思い出すのは矢野元監督の言葉だった。「まずはやってみろ。そこで自分に合う合わないを選択しよう」。積み上げたものが多いほど変化にはリスクも伴う。大山も「これはやっても意味ないだろうと思う練習は、学生時代から思ったことはありました」と明かす。恩師の言葉をかみしめながら過ごしてきた日々。試すことをやめない。
「時にはこれ違うだろうな、間違ってるだろうなと思っていることもやる必要はある。悪いものもやって、やっぱりダメだという答え合わせも必要。チャレンジする気持ちというのは忘れちゃいけないとは思います」
31歳。野球選手としては中堅の域に入り、ベテランと呼ばれる日も遠くはない。それでも確かな手応えが言葉に変わる。「体は衰えていくのが普通だけど、ここからもう一度、伸びていく可能性は自分次第。まだまだ自分を信じてやっていく」。オアフ島の象徴的な火山、ダイヤモンドヘッドを前に決意を語った。まだ、譲らない。強い阪神の象徴として中核を担う。
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