阪神・佐藤輝 来季も40発以上で本塁打王 負けたくない選手に森下指名「競い合っていい関係でいれたらなと」
阪神・佐藤輝明内野手(26)が6日、大阪の「YES THEATER」で行われたトークイベント「DUGOUT」に才木浩人投手(27)とともに登場し、来季の目標に2年連続40本以上での本塁打王タイトルを目指すことを宣言。球団日本選手では初となる偉業に挑む。
打撃2冠のリーグMVPとして高いハードルを設定した。女性虎党から来季の目標を聞かれた佐藤輝は迷うことなく即答。「優勝はもちろんなんですけど、やっぱりもう一回、ホームランのタイトルを取りたいです」。連覇へ向けた頼もしい言葉に、ファン約400人で埋まった会場は万雷の拍手で包まれた。
具体的な数字をツッコまれると「もう一回、40本打てたら」とキッパリ言い切った。今季最終戦となった10月2日・ヤクルト戦で放った40号についても回想。聖地で大歓声を浴びた至福の瞬間を「めっちゃくちゃ意識してました。やっぱ40本いきたいなと。打ててホッとしました」と振り返った。
ただ単に来季も最多本塁打を目指すだけではない。2年続けての大台突破という厳しい条件も自ら課した。2年連続40号をクリアしての連続本塁打王は、球団ではバース(85、86年)のみ。セ・リーグの日本選手では80、81年の広島・山本浩二以来で、達成すれば45年ぶりとなる。左打者に限れば76、77年の王貞治以来となる快挙だ。
身近にモチベーションにつながる存在がいる。「この選手に負けたくないというライバルは?」と聞かれると、「意識するのは森下翔太ですかね」と指名。「2人で競い合って、いい関係でいれたらなと思います」。猛虎の主軸が来季も切磋琢磨(せっさたくま)して、お互いの価値を高めていく。
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