阪神・佐藤輝 イチロー氏からの金言 1年目に「常に120%は無理だから、8割ぐらいで」 球宴独占手記

 2021年オールスター第2戦で先制ソロを放ち、ナインに祝福される佐藤輝
 2007年のオールスター戦で史上初のランニング本塁打を放ったイチロー(共同)
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 「マイナビオールスターゲーム2025」(23日・京セラ、24日・横浜)にファン投票で出場する阪神・佐藤輝明内野手(26)が22日、デイリースポーツに独占手記を寄せた。自己最多25本塁打、64打点とリーグ2冠の好成績を引っさげて臨む、2年ぶり4度目の夢舞台。「一番のスター」とあこがれを抱くレジェンドのイチローさん(51)から、プロ1年目に金言を授かったことを初告白し、自身も“魅せるプレー”で列島の野球ファンを沸かせると誓った。

  ◇  ◇

 デイリースポーツ読者の皆さま、阪神タイガースの佐藤輝明です。オールスターに出場できることは本当に光栄です。オールスターはスターが集まる舞台。お祭りじゃないですか。楽しみたいと思っています。

 過去のオールスターでパッと出てきたのは、チカさん(近本)のサイクルヒットですかね。自分は1年目にホームランを打ったことは覚えています。今年もホームランを打ちたいですね。1本打てれば、十分じゃないですか。

 スター選手とは、どんな試合展開であっても、その選手が出ていたら見たくなるような、そう思ってもらえる選手じゃないですかね。僕はイチローさんがずっと好きだったんで、僕の中で一番のスターはイチロー選手でした。リアルタイムで見てはないですけど、メジャーのオールスターでランニングホームランを打ったりとか、すごいなと思って。

 会ったことはないですけど、電話でお話をさせてもらったことはあるんですよ。プロ1年目の入りたてホヤホヤの時やったんで、『頑張りすぎず、常に120%は無理だから、8割ぐらいで』という言葉を頂きました。今も生きているし、印象深いですよね。

 今年は外野にも就きました。守備でもイチローさんの動きを参考にしている部分があるかもしれません。メジャー時代のプレーはずっと見ていたので。自分にも子どものファンが見に来たりしてくれていますし、僕がイチローさんを見ていたように、僕もなれたらいいなと。

 結果もそうですけど、プレーを楽しんでもらえたらいいなというのは思っています。僕は空振りで沸かせようと思ってはないですけど、それも楽しんでくれているなら、いいかなと。“魅せる”ではないですけど、楽しんでもらえるようなプレーをしたいですね。

 ここまでの成績はうまくいってるんじゃないかなと思います。シーズンは結果が出る世界なので、結果が出た時にはうれしいとか、そういう楽しみはありますけどね。オールスターは結果も関係ないので、純粋に勝負を楽しんでできるんじゃないですかね。

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