阪神・藤川監督 春季キャンプまでに「別人になって」若手らの輝、中野ばり覚醒期待 秋季キャンプMVPなし

 「阪神秋季キャンプ」(17日、安芸)

 阪神は17日、高知県安芸市で行っていた秋季キャンプを打ち上げた。藤川球児監督(45)は恒例のキャンプMVPは該当者なしとしたが、「いないってことは、チーム状態がいいってこと」と前向きに説明。昨秋キャンプに参加して、今季のリーグVの原動力となった佐藤輝明内野手(26)や中野拓夢内野手(29)に続く、若虎の台頭を願ってゲキを飛ばした。

 昨年10月の就任から1年が経過し、リーグ制覇を成し遂げ迎えた“充実の秋”。青空の下、藤川監督は柔和な笑顔を交えながら、若手主体となったキャンプを総括した。「求めるレベルが非常に上がっていますから。ここに来ているメンバーは、2月まで非常に厳しい鍛錬を積んで、大幅なレベルアップが必要となりますね」。史上最短Vを達成した戦力を誇るからこそ、高いハードルを設定した。

 前日には百崎、嶋村らの来春キャンプ宜野座(1軍)抜てきを決めたが、今キャンプのMVPについては「いないでしょ」と笑い飛ばした。「どうしてもこの選手の力を借りなければ、という選手がいないってこと。現状でもセ・リーグでぶっちぎりましたから」。焦って新戦力を発掘しなくても、“王者の特権”として余裕をもって来季へのチーム構築に取り組める。

 ただ、球団初のリーグ連覇のために底上げは欠かせない。昨秋キャンプには主力組の佐藤輝、中野も参加していたが、「(安芸から)帰るころには非常にたくましくなっていましたし、そこから2カ月半後、(春季)キャンプで会ったときの彼らは、明らかに別人になっていました」と成功例を回想。「この一冬超えるという部分で、そんな選手が出てくれば。誰なんだろう」と覚醒へ期待をふくらませた。

 「地元で少し羽休めを兼ねてと思って入ったんですけど、やはりユニホームを着て選手たちを見るとやらなきゃなと。私に少し元気が残っていましたね」。日本シリーズまで戦い終えて故郷の高知に戻っても、リラックスモードとはいかず。練習試合での指揮こそとらなかったが、ブルペンを中心に連日鋭い眼光を放った。

 オフ期間に突入するにあたって、「これでしばらく冬眠します」と宣言。「本当に長く、昨年のこのキャンプからチームを作り上げていきましたから。首脳陣、スタッフさんに休んでもらいたい。自分が何より休みたい」。将にようやく訪れる休息の時。秋の収穫を生かしてトレーニングに励む若虎たちが、芽吹きの季節を迎える頃、V2へ向けて再始動する。

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