阪神・藤川監督 異例の超速始動 休日1日→4日から安芸キャンプで若手指導 球団初の連覇へ「2025年のチームを壊す」

 阪神・藤川球児監督(45)が2日、甲子園のクラブハウスを訪れ、3日に高知入りすることを明かした。10月30日の日本シリーズ敗退から休日はわずか1日。4日から若手主体の安芸キャンプで指導する予定で、異例の超速始動となる。球団初の連覇を目指す来季へ、指揮官は「2025年のチームを壊す」と明言。現有戦力の底上げを図り新たなチームをつくっていく。

 球団史上初のリーグ連覇へ向け、藤川監督が異例の超速始動だ。10月30日に日本シリーズを戦い終えて、31日に秦オーナーへシーズン報告したばかり。休日は1日で十分とばかりに、3日に高知入りすることを明かした。

 「もう2026年に向けて秋季キャンプが始まっています。若い選手の指導と、見ることに当たらなければ。掘り起こす作業をしなければ、次世代のタイガースを見いだしていかなければいけない時期にきていますから」

 安芸では1日から2軍主体のキャンプが始まっている。当初、藤川監督の高知入りは5日とみられていたが、周囲の想像を超えていくのが球児流だ。「就任した時から同じ。自然なこと」。チーム強化への思いが言葉の節々にほとばしった。

 「2025年につくったチームを壊して2026年に行く。(昨秋は)疲れきった選手たちの心を入れ替えて、2025年に向かわせることは実現できた。今度は次のステージに行かなければ」

 キャンプでは現有戦力の底上げが大きなテーマになる。今季はこれまで出番が少なかった豊田、高寺、中川らを1軍で積極起用し、飛躍のきっかけを与えた。ただ「今年1年チャンスをもらったと思っている選手がいるでしょうけど、2025年限りですから」ときっぱり。「もう始まっています。それがプロです」。強化プランを描きながら高知へ飛び立つ。

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