阪神・藤川監督 秋季Cで直接指導に意欲 右の中継ぎ強化で日本一奪回へ「本来育成していかないと」

 阪神・藤川球児監督(45)が31日、大阪市内の阪神電鉄本社を訪れ、秦雅夫オーナー(68)にシーズン終了の報告を行った。前夜は甲子園でソフトバンクに3連敗を喫して日本シリーズ敗退。来季は球団初のリーグ連覇、3年ぶり日本一を目指すため、秋季キャンプではシーズン中から課題に挙げている中継ぎ右腕の台頭を求めた。

 日本シリーズ敗退から一夜明け、将の視線は早くも安芸に向いていた。秋季キャンプのテーマは明確だ。インタビュアーの問いに、藤川監督は間髪入れずに答えた。

 「今の課題は右の速球派リリーフ投手たちの台頭。昨日、村上、才木がベンチ入りしていたところに、チームの生え抜きの右のリリーフ投手たちを育てる責任がある。まずはそこが一番です」

 シーズン序盤から中継ぎ右腕が課題だった。工藤、椎葉、木下、石黒ら若手を積極的に起用したが、1軍定着はならず、ドリス、ハートウィグの緊急補強に至った。優勝直前に、昨年の現役ドラフトで巨人から加入した畠が存在感を示したものの、石井、湯浅に続くような生え抜き選手の台頭はかなわなかった。

 指揮官は「補強したけれど、本来そこは育成していかないといけない。育成が間に合わなかった」と振り返り、秋季キャンプでの直接指導に意欲を燃やしている。「自分は星野監督にそういう指導をいただきましたから。激しい指導ときっかけと危機感もそうだし、その中で出てくる選手は間違いなく出せます」。姿を重ねたのは、あの闘将だ。シーズン中にまいた種の芽は出ているか。成長を確かめるためにも、この秋は若手の育成に汗を流す覚悟だ。

 若手野手の育成もキャンプのテーマ。「作戦系に卓越した選手を作るのか、総合力の高い選手を作るのか」。ソフトバンクとの日本シリーズでは戦力の差が浮き彫りになった。その差を埋めるためには、戦力の底上げが不可欠。選手の特長を見極め、チーム全体のレベルアップにつなげていく。

 藤川監督が見据えるのは球団初のリーグ連覇と、今年逃した頂点だけ。秦オーナーへのシーズン報告では「高い目標をしっかり掲げてください」とお願いしたという。感謝とねぎらいの言葉をもらっても、まだまだ満足はできない。就任2年目の難題に挑んでいく。

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