阪神・藤川監督「悔しさはない。それだけ相手が強かった」と日本一のソフトバンクをたたえリベンジ誓う 90年目にリーグV「これから胸を張って報告していこう」と選手、スタッフに伝えたと明かす

 「SMBC日本シリーズ2025、阪神2-3ソフトバンク」(30日、甲子園球場)

 阪神が逆転負けで4連敗。1勝4敗で2023年以来の日本一はならなかった。試合終了の瞬間、ベンチの藤川監督は腕を組んだまま表情を変えず、歓喜の輪を作った相手ナインを見つめた。

 指揮官は最後までタイガースとしての戦いを貫いた上での結果かと問われると「そうですね」と答え「やっぱり底力がありましたね。非常に強かったですね」と日本一に輝いたソフトバンクを称賛した。

 阪神ナインに対しては「自分たちの選手には誇りを持ってますから」と胸を張った藤川監督。「選手たちは非常に頑張ってくれたし、この時期までファンの方のために、チームのために、コンディションは万全じゃないといいますかね、今日限界が来てもという意味で全選手が努力して今日のゲームに備えながら、日々やってくれました」と振り返り、「それだけ誇らしい状態であるし、その中で最後までコンディションをキープできたというところでは、彼らの今シーズンの集中力、本当に頭が下がります」とナインをたたえた。そして「さらに次は自分が監督としてどういうふうに次の春に向かってチームを作り上げていくかというところですね」と来季の日本一へリベンジを誓った。

 悔しさがあるかと問われると「悔しさはないです。それだけ相手が強かったです。悔いが残るようなことは全くしてませんから」と否定。「90年目のこのタイガースがリーグ優勝できて、またリーグ優勝を報告する機会もありますから。選手たち、スタッフの皆さんには伝えましたけど、胸を張ってリーグ優勝の報告をこれからしていこうと」と前を向くよう促したと明かした。

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