阪神・佐藤輝 バース以来3戦連続打点「もう1点2点を取れるように」 2年前と同じ○●●から日本一再現へ

 「SMBC日本シリーズ2025、阪神1-2ソフトバンク」(28日、甲子園球場)

 「SMBC日本シリーズ2025」は第3戦が行われ、2年ぶり3度目の日本一を目指すセ・リーグ覇者の阪神はソフトバンクに敗れ、1勝2敗となった。初回に佐藤輝明内野手(26)が先制の右越え適時二塁打を放ち、球団では1985年のバース以来となる第1戦からの3試合連続打点となった。日本シリーズで先に2敗したチームが日本一になった確率は22・8%だが、2年前も1勝2敗から頂点に立っており、ここから劣勢をはね返す。

 帰ってきた甲子園で虎党の大歓声に乗せるように、打球を運んだ。佐藤輝が惜敗の中で希望をともした、先制の適時二塁打。「初回に先制できたのは良かった」。難敵モイネロの立ち上がりを崩し、虎の4番が仁王立ち。日本一になるためには、この男が鍵を握っていると誰もが理解した瞬間だった。

 初回2死一塁。2球で追い込まれながら、高めに浮いた勝負球のカーブを逃さなかった。「ちょっと浮いてきたんで良かったです」。コンパクトな前さばきで白球をかっ飛ばす。右翼の柳町が懸命にジャンプするも数センチだけ頭上を越し、スタートを切っていた中野を本塁に迎え入れた。

 頂上決戦に突入してから、福岡での第1戦は勝ち越しの決勝打。第2戦も初回に先制打をマークした。日本シリーズで第1戦から3試合連続打点を挙げたのは球団では1985年のバース以来40年ぶり。4番がどっしりと打線の核となっている。

 二塁上ではナインを鼓舞するように、激しく右手を挙げた。勝ちたい。その思いをさらけ出し、序盤は間違いなく阪神のペースで試合を進めた。同点とされた直後の四回も一塁強襲の内野安打で出塁。ここから最終回まで6イニング連続で得点圏に走者を進めたが、あと一本、あと1点が遠かった。

 「まだまだ、もう1点2点を取れるように頑張りたいなと思います」

 あの時だって、そうだった。2年前のオリックスとの関西ダービー。第1戦を先発・村上で大勝し、第2戦は大敗。第3戦は甲子園で1点差の惜敗を喫した。そこから第4、5戦を連勝で王手。第7戦までもつれたが、頂点に立った。データだけ見ると、1勝1敗から先に2敗したチームは35回中27回も敗退している。V確率は22・8%と高くはないが、今の阪神には跳ね返せる力がある。

 まだ連敗して、一つ勝ち越されただけ。そんなことは選手の方が理解している。「あと一本なので、その一本のために、みんなで準備をしたいなと思います」。甲子園で胴上げの可能性は絶望的となったが、敵地で藤川監督を宙に舞わせる。そのためにも、とにかく勝つだけだ。

 ◆甲子園胴上げは絶望的 阪神は甲子園での第3戦を落としたことで、球団初の本拠地日本一決定は絶望的になった。阪神は第4、5戦を連勝しても3勝2敗で、第6戦以降を戦うためみずほペイペイドームへ行かなければならない。仮に引き分けがあり第7戦で決着しなかったときは、同球場で第8戦を行う。それでも優勝が決まらず第9戦が必要な場合には、1日移動日を設け甲子園に戻る。過去にシリーズが第8戦にもつれこんだのは、86年の広島-西武戦のみ。プロ野球初の幸運がなければ、阪神の甲子園胴上げはない。

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