阪神4選手がタイトル 佐藤輝の本塁打&打点王をバース氏が祝福「次は三冠王」とエールも 【セ・リーグ全日程終了】

 セ・リーグは4日、レギュラーシーズン全日程が終了し、阪神は村上、才木、佐藤輝、近本の4選手がタイトルを獲得した。

 村上は・778で最高勝率、144で最多奪三振。さらにDeNA・東克樹投手に並ぶ14勝で最多勝も手にし、投手3冠となった。才木は1・55で防御率のタイトルを獲得し、阪神の投手が4部門を占めた。

 近本は32盗塁で4年連続6度目の盗塁王。新人から7年連続で個人タイトルを手にした。

 佐藤輝は40本塁打&102打点で2位に大きく差をつけ、本塁打王、打点王に輝いた。自身初のタイトル獲得となった。

 球団では1986年のランディ・バース以来の本塁打王に。バース氏は「Congratulation!本塁打王と打点王のタイトル獲得、本当におめでとう。今シーズンは素晴らしい努力の積み重ねだったと思うし、チームの優勝も重なって最高の一年になったはず。佐藤と阪神のチーム全員を心から祝福したい」とコメント。

 続けて、「100打点とともに、カケ(掛布)以来の40年ぶり4人目40号とは本当に素晴らしい」と称賛。「タイトルは簡単に取れるものではない。バッティングを常に良い状態に維持するには毎日の工夫が欠かせない。今年も思うようにいかない時期があっただろうが、佐藤は忍耐強く自分の打撃と向き合い続けた。その成果が数字に表れたね」と語った。

 「本当は三冠王も期待していたけどね、それは来年への楽しみに取っておきたい」とも明かし、「次は首位打者、三冠王を目指して頑張ってほしいね。佐藤ならきっとできると思う。その挑戦がチームの連覇にもつながるはずだ。そしていつかはMLBでプレーする日が来るだろう。その時には応援に駆けつけたい。ポストシーズンでの活躍も期待しているよ」とエールを送った。

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