阪神・及川“球児超え”に向けフル回転 NPB新記録18試合連続Hへ タイトル争いも大勢を1差で猛追
左のセットアッパーも“球児超え”に挑む。阪神の及川雅貴投手(24)が25日、甲子園での全体練習で汗を流し、残り4試合のフル回転を誓った。目前に迫るのは、NPB新記録の18試合連続ホールド。「ゼロで帰ってくるというのは一緒なので、そこだけを意識してやれたら」。平常心で05年の藤川球児(阪神)を抜きたい。
8月13日の広島戦から積み上げてきた連続ホールドは、9月23日・DeNA戦で17試合連続となった。この時点でNPBタイ記録。「そんな記録があるとも知らなかった。実感がない」と言うが、その期間中は2失点だけ。しびれる場面で抑えてきた証しでもある。
さらに、タイトル争いも激しくなっている。52ホールドポイントの巨人・大勢を1差で追う形。巨人が1試合多い分、機会があればマウンドに上がる覚悟だ。「せっかくここまで来たので、いつでもいける準備はするつもり」。両リーグ最多の65登板で疲労もあるだろうが、最後まで腕を振るしかない。
その先には中日の浅尾が持つ、NPB記録の25試合連続ホールドポイントも見えてくる。ここまでブルペン陣を支え、防御率0・89と抜群の安定感を誇ったからこそ、勲章をつかみたい。「これだけ投げられるというのを想像できていなかった。勝てるように頑張ります」。ラストスパートをかけ、先頭でゴールを駆け抜ける。
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