阪神・豊田 降格後初安打含むマルチ「落とされて終わりたくない」ポストシーズンへ攻守でアピール
「ウエスタン、阪神1-1オリックス」(11日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
ポストシーズンでの活躍に向けて、上々の再出発となった。阪神・豊田は2軍降格後、初安打を含む複数安打をマークした。
まずは四回1死。先発右腕・山口の直球を捉えた。打球は二遊間を抜けるきれいなセンター返し。七回先頭は右腕・阿部の直球をはじき返し、右前へ運んだ。
守備でも四回2死一、二塁で浅い飛球をスライディングでキャッチ。ピンチを招いた西勇を救った。
だが、試合後は厳しい表情で九回1死に見逃し三振となった打席を挙げた。「タイミングが遅れてバットが出なかった。良い内容になるようにやっていきたい」。反省の言葉が口を突いた。
今季1軍では32試合に出場し、打率・236、0本塁打、4打点。ただ、得点圏打率・308と勝負強い打撃で存在感を示した。だが、8、9月は10試合の出場で12打数3安打にとどまり、10日に2軍降格。「試合の打席でしか分からないこともある。2軍で試合に出させてもらっている。打席の中で何かつかめたら」と前向きに捉えていた。久しぶりの2試合連続スタメン出場。「疲れちゃいました」と笑ったが、充実感をのぞかせた。
「落とされて終わりたくない。調子を上げて、1軍の舞台で出られるよう頑張りたい」。CSでの再昇格に向けてきっかけをつかみたい。
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